30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。神戸ARTレディスクリニックでの不妊検査済み。今のところは自然に…妊娠できればと

梅毒の恐ろしいところ

今、日本では梅毒が大流行しつつあるという

ニュースを見ました。

コロナ禍の影響で欲求不満をため込んだ

若者を中心にマッチングアプリの利用が増え、

2021年には過去最高の7875人の感染者数を記録したそうです。

 

これで危機感が出てくればよかったのですが、

2022年10月23日の集計でなんと1万141人を計上したというのです。

単純計算でも、12月末までに1万2千人を超える見通しです。

 

梅毒って聞いたことはあるけれど

具体的にどんな症状なのか

どんな人がなるのか、調べてみました。

 

梅毒の症状一旦、消えるって!?

  • 梅毒の症状第1期

梅毒は「梅毒トレポネーマ」という

細菌が原因の感染症です。

粘膜や傷口の接触で感染します。

細菌が移っても多くはすぐに症状が出ず、

3週間ほどの潜伏期間があります。

潜伏期間の間に体内で細菌が増殖し、

そののちに感染部位にイボが生じるのですが、

梅毒の恐ろしいところは

この症状がいったん消える点です!!

ここまでが梅毒の第1期に区分されます。

  • 梅毒の症状第2期

奇妙なイボが現れても

自然に消えれば「治った」と思ってしまいますよね?

しかし、感染後に放置していて

自然に治るほど梅毒は生易しい病気ではないようで…

次の段階が第2期、感染から数か月後、

体内で細菌が十分に増殖すると、

性器を中心に皮膚に症状が現れ始めます。

かゆみを伴わない発疹、脱毛が主な症状で、

発熱や倦怠感を伴うケースも多いものの、

この段階でもやはり再び自然に症状が治まるため、

感染者が梅毒発症を自覚せず

拡散する原因になっています。

第1期、第2期を通して感染力が高いうえ、

まだ本人が元気なので、

よりいっそう梅毒トレポネーマを振りまく

状況につながっているのでしょう。

  • 梅毒の症状第3期

第2期の症状が治まると再び潜伏期間に入ります。

次に症状が現れるのは数年から数10年後、

第1期、第2期の違和感などとっくのとうに

忘れ去ったころです。

およそ30%の確率で梅毒は再び牙をむきます。

皮膚、肝臓、骨に腫瘍がでる全身症状に加えて、

心臓や脳や脊髄が細菌に侵されて

命を失うこともあります。

 

妊婦と胎児と梅毒

 

梅毒の原因である細菌は

ごくごく小さく、胎盤を通過してしまいます。

つまり、妊娠中の女性が梅毒に感染、

あるいはもとから保菌者だった場合、

胎盤を通して梅毒の母子感染がおこり、

胎児の時点で先天梅毒となる可能性があります。

先天梅毒は死産、早産、新生児死亡、

奇形、低出生体重、骨軟骨病変などの原因になり、

無事出生に至ったとしてもその後の

観察と治療が必要だそうです。

 

一応私の知る神戸ARTレディスクリニックでも

女性のための基本的な検査の一つとして

梅毒検査を実施していました。

ご夫婦での梅毒検査も可能です。

簡単な血液検査でご確認でき、

性交の経験がある方は1年に1回は受けておくことを

おすすめするそうです。