30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。妊娠、不妊、不妊治療のことを知る。

不妊治療と感染症(B型肝炎)

体外受精の障りになる病気1・B型肝炎

読んでいる不妊治療の本の中で感染症として記載されている

B型肝炎」についてレポートしたいと思います。

 

そもそも「B型肝炎」とはどのような病気なのでしょうか?

不妊治療に影響はあるのでしょうか?

 

B型肝炎」という病気について

 

B型肝炎」はB型肝炎ウィルス(HBV)に感染した

状態の総称です。日本国内に110万人から140万人の

持続感染者がいるとされていて、

その中心が、昭和23年から昭和63年までの間に

集団予防接種を受けた世代です。

当時の日本は衛生観念が未熟だったため、

注射針の使いまわしなどが平気で行われていたのです。

そして、B型肝炎ウィルス(HBV)は

非常に感染力が強く、注射針の使いまわしで

感染が急速に拡大したというわけです。

感染ルートはほかにもあります。

集団予防接種でB型肝炎のキャリアになった母からの

母子感染、家族との皮膚接触による感染、

ウィルスに汚染された血液の輸血による感染などが

考えられます。

 

B型肝炎」の症状について

B型肝炎」という病気の症状は、

急性症状と慢性症状に分かれます。まずは急性症状から見てみましょう。

 

急性B型肝炎の場合、ウィルスの潜伏期間は

1ヶ月から6ヶ月ほどです。

感染から潜伏期間を経て様々な症状が出てきます。

全身倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、褐色尿、黄疸など。

悪心は『今にも吐きそう!』というむかつきのことです。

黄疸は目の白目や皮膚が黄色く変色することです。

 

軽症の場合は数週間のうちに

自然回復することもあるようですが、劇症化した場合は

激しい炎症によって肝臓の機能が破壊され、

肝不全となります。命の危険が伴います。

 

慢性B型肝炎は、主に母子感染で発生します。

乳幼児期にB型肝炎ウィルス(HBV)に感染すると、

ウィルスは持続感染状態になり、ウィルスを常に

保有したままになります。

免疫系が発達するとウィルスを異物と認識できるようになり、

排除しようと働き始めるのですが、

免疫系の攻撃によって肝細胞が破壊されて炎症が生じます。

母子感染の8割以上がこの時期に肝炎がおさまり、

肝機能が安定します。

ただし、残りの1割から2割は肝炎の状態が続く

「慢性肝炎」に移行します。

破壊と再生を繰り返す肝臓の細胞はやがて繊維化し、

ひどくなると肝硬変になったり、肝細胞がんになったりします。

 

B型肝炎ウィルス(HBV)のキャリアでも妊娠はできる

なぜB型肝炎ウィルス(HBV)が

不妊治療の障りになるかという話です。

B型肝炎ウィルス(HBV)に感染していても妊娠はできます。

出産だってできます。

しかし、何の対策もなくHBVキャリアの女性が出産すると、

95%の確率で母子感染が起こるのです。

もし母が無自覚のキャリアで、生まれた子どもが

B型肝炎に対して何の備えもしなかったら、

いつの間にか子どもの肝機能が破壊されている、

という事態に直面する可能性があります。

 

そのため、不妊治療を希望される女性には

B型肝炎の検査が必要なのです。

 

私の知る神戸ARTレディスクリニックではというと

初診の際に問診、内診、超音波検査、血液検査を実施しています。

基本的にはこの時の血液検査はホルモンが対象の

3項目となっているそうですが、

B型肝炎の検査を受けたことがない点を申告すれば

検査対象の項目を増やせるはずです。

B型肝炎の検査は血液検査でHBs抗原の有無を調べるだけです。

集団予防接種を受けた方、集団予防接種を受けた方を

親に持つ方は、まずは医師に相談してみるのもいいかもしれません。