30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。妊娠、不妊、不妊治療のことを知る。

顕微授精、体外受精の安全性、障害が生まれてくる子の可能性

不妊治療のクリニックでは、

簡単な質問をしたら怒られるのではないか。

どんな診察や治療をされるのかわからない。

そんな風に思っていらっしゃる方もいらっしゃるようです。

私自身、何度か行くこともあり

HPの情報も参考にしているのですが…

もっと気軽に相談できて、ちょっとした不安でも

頼れる存在なのかなとも思い始めていたりするのですが…

今回は、ネットにでていた情報から思ったこと

書いていきたいと思います。

 

  • 顕微授精、体外受精の安全性についての質問

顕微授精、体外受精の安全性について教えてください。

顕微授精や体外受精を行った場合に、

子どもが障害を持って生まれてくる可能性は、

自然妊娠の場合に比べて高いということはないのでしょうか?

  • 医師の回答

顕微授精、体外受精で子どもの障害などが

増えることはないようです。

ベルギーのグループによる報告では体外受精、顕微授精を

受けて生まれた子どもと、そうでない子、

300人以上を比較して障害などの確率に違いはなかったとしています。

 

ここでご紹介した回答は神戸ARTレディスクリニックの医師によるものですが

この回答について少し補足します。

まず、顕微授精、体外受精の安全性と、

これらの治療によって生まれた子どもが障害を持っている確率に関しては、

研究者によってさまざまな見解があるようです。

 

  • オーストラリアの場合

1994年から2002年までに生まれた子どもたちを8年間追跡調査したところ、

体外受精で生まれた子どもの方がわずかに知的障害を持って

生まれてくるリスクが増加したという報告があったそうです。

 

順天堂大学医学部産婦人科産婦人科専門医によると、

オーストラリアでは複数の胚移植を同時に行う方式が中心であり、

多胎妊娠が頻繁に起こっているとのことで、

知的障害のリスクが高くなってきたのは

むしろ多胎妊娠の影響なのではないかとしています。

 

神戸ARTレディスクリニックの医師も今回ご紹介した

質問者様に対して、多胎妊娠のリスクを指摘していました。

不妊治療の進め方次第では、自然妊娠に比べて

どうしても多胎妊娠の頻度が高くなります。

 

多胎妊娠は早産に直結し、早産は障害に

直結するというわけです。

体外受精、顕微授精の問題ではなく、

多胎妊娠を引き起こす方法で胚移植を行っている状況こそ

改善するべきかと思いました。

 

  • オランダの場合

1980年から2001年の間に不妊治療を受けた

女性から生まれた子どもたちを約20年間追跡調査したところ、

231名の子供ががんを発症しました。

そのうち体外受精で生まれた子ども、

自然妊娠で生まれた子ども、いずれも小児がんの発症率に

差はなかったそうです。

 

ここまで、体外受精、顕微授精に対して積極的な医師の見解です。

 

ただ、一般の方から見ると偏った自然のようにも思えたので、

反対の意見を出している医師の言葉もご紹介します。

 

ご自身が不妊治療を検討していらっしゃる場合には、

いい意見だけでなく、耳が痛い意見もある程度は

参考にするべきだと思うからです。

「いやだな」「聞きたくないな」

そう感じた方は、ここでこのページを閉じてください。

 

自然妊娠が難しいこと時代が先天性異常のリスクを高める可能性がある

体外受精の歴史はわずか40年程度で、

まだまだ十分なデータが集まっているとは言えない治療法です。

そのためいずれも確証のある意見ではなく、

あくまで可能性だと思って聞いてください。

 

自然妊娠が難しい、「不妊であること」そのものが、

子の先天性異常のリスクを高める可能性がある、

と指摘する医師もいます。

 

根拠として取り上げられているのは上記の「オーストラリアの場合」の論文で、

この医師が注目したのは知的障害の倍率でした。

 

自然妊娠に比べて体外受精による出生児の知的障害の

倍率は1.07倍、顕微授精による出生児の知的障害の倍率は1.57倍。

不妊症の障害の度合いが高いほど、

生まれてくる子供の知的障害の確率が高くなっているというのです。

 

直接こちらの医師の意見を確認したい方は

下記アドレスをクリックしてご覧ください。

https://phoenix-art.jp/news_213

顕微授精、体外受精の安全性、障害が生まれてくる子の可能性

不妊治療のクリニックでは、

簡単な質問をしたら怒られるのではないか。

どんな診察や治療をされるのかわからない。

そんな風に思っていらっしゃる方もいらっしゃるようです。

私自身、何度か行くこともあり

HPの情報も参考にしているのですが…

もっと気軽に相談できて、ちょっとした不安でも

頼れる存在なのかなとも思い始めていたりするのですが…

今回は、ネットにでていた情報から思ったこと

書いていきたいと思います。

 

  • 顕微授精、体外受精の安全性についての質問

顕微授精、体外受精の安全性について教えてください。

顕微授精や体外受精を行った場合に、

子どもが障害を持って生まれてくる可能性は、

自然妊娠の場合に比べて高いということはないのでしょうか?

  • 医師の回答

顕微授精、体外受精で子どもの障害などが

増えることはないようです。

ベルギーのグループによる報告では体外受精、顕微授精を

受けて生まれた子どもと、そうでない子、

300人以上を比較して障害などの確率に違いはなかったとしています。

 

ここでご紹介した回答は神戸ARTレディスクリニックの医師によるものですが

この回答について少し補足します。

まず、顕微授精、体外受精の安全性と、

これらの治療によって生まれた子どもが障害を持っている確率に関しては、

研究者によってさまざまな見解があるようです。

 

  • オーストラリアの場合

1994年から2002年までに生まれた子どもたちを8年間追跡調査したところ、

体外受精で生まれた子どもの方がわずかに知的障害を持って

生まれてくるリスクが増加したという報告があったそうです。

 

順天堂大学医学部産婦人科産婦人科専門医によると、

オーストラリアでは複数の胚移植を同時に行う方式が中心であり、

多胎妊娠が頻繁に起こっているとのことで、

知的障害のリスクが高くなってきたのは

むしろ多胎妊娠の影響なのではないかとしています。

 

神戸ARTレディスクリニックの医師も今回ご紹介した

質問者様に対して、多胎妊娠のリスクを指摘していました。

不妊治療の進め方次第では、自然妊娠に比べて

どうしても多胎妊娠の頻度が高くなります。

 

多胎妊娠は早産に直結し、早産は障害に

直結するというわけです。

体外受精、顕微授精の問題ではなく、

多胎妊娠を引き起こす方法で胚移植を行っている状況こそ

改善するべきかと思いました。

 

  • オランダの場合

1980年から2001年の間に不妊治療を受けた

女性から生まれた子どもたちを約20年間追跡調査したところ、

231名の子供ががんを発症しました。

そのうち体外受精で生まれた子ども、

自然妊娠で生まれた子ども、いずれも小児がんの発症率に

差はなかったそうです。

 

ここまで、体外受精、顕微授精に対して積極的な医師の見解です。

 

ただ、一般の方から見ると偏った自然のようにも思えたので、

反対の意見を出している医師の言葉もご紹介します。

 

ご自身が不妊治療を検討していらっしゃる場合には、

いい意見だけでなく、耳が痛い意見もある程度は

参考にするべきだと思うからです。

「いやだな」「聞きたくないな」

そう感じた方は、ここでこのページを閉じてください。

 

  • 自然妊娠が難しいこと時代が先天性異常のリスクを高める可能性がある

体外受精の歴史はわずか40年程度で、

まだまだ十分なデータが集まっているとは言えない治療法です。

そのためいずれも確証のある意見ではなく、

あくまで可能性だと思って聞いてください。

 

自然妊娠が難しい、「不妊であること」そのものが、

子の先天性異常のリスクを高める可能性がある、

と指摘する医師もいます。

 

根拠として取り上げられているのは上記の「オーストラリアの場合」の論文で、

この医師が注目したのは知的障害の倍率でした。

 

自然妊娠に比べて体外受精による出生児の知的障害の

倍率は1.07倍、顕微授精による出生児の知的障害の倍率は1.57倍。

不妊症の障害の度合いが高いほど、

生まれてくる子供の知的障害の確率が高くなっているというのです。

 

直接こちらの医師の意見を確認したい方は

下記アドレスをクリックしてご覧ください。

https://phoenix-art.jp/news_213

卵子の凍結保存、受精卵と未受精卵の凍結保存の違い

受精卵の凍結保存と未受精卵の凍結保存

 

高度生殖補助医療にまつわる技術のひとつに、

卵子の凍結保存があります。

これは、排卵はあるけれどなぜか妊娠できない方、

なぜか流産してしまう方、子宮に問題がある方の

不妊治療に有効な手立てとして採用されています。

 

この卵子の凍結保存には、受精卵の凍結保存と、

未受精卵の凍結保存の2パターンがあります。

なお、私の知る神戸ARTレディスクリニックでは…

未受精卵の凍結保存は行っていないそうです。

 

なぜなのでしょうか?

 

受精卵を凍結保存するのも、未受精卵を凍結保存するのも、

同じように感じてしまいます。

 

受精卵の凍結保存と未受精卵の凍結保存、その違いと意義

 

なぜ神戸ARTレディスクリニックでは

受精卵の凍結保存のみを行っているのか、

それはどうやらクリニックの方針が理由のようです。

 

・受精卵の凍結保存

配偶者および事実婚状態のパートナー間で

体外受精もしくは顕微授精を行い、両者の遺伝子を受け継ぐ

胚として成立したものを凍結保存します。

不妊治療の一環と言えるでしょう。

 

・未受精卵の凍結保存

未受精卵の凍結保存は配偶者や事実婚状態の

パートナーがいなくてもできます。

未婚の女性が将来のために行うケース、

がん治療などで自力では卵子を得られなくなることが

予想されるケースに適応します。

 

神戸ARTレディスクリニックで未受精卵の保存を

実施していないのは、基本的に配偶者間、

もしくは事実婚状態のパートナー間での

不妊治療が原則だからなのですね。

また、凍結保存した未受精卵による不妊治療の成績は、

あまり芳しくないようです。

 

未受精卵の凍結保存と、融解処理した卵子による妊娠率

 

未受精卵の凍結保存を実施している

クリニックのレポートを参照しました。

未受精卵の凍結保存、および融解処理の後に行った

体外受精の成績は以下の通りです。

 

  • 未受精卵の凍結、融解処理後、生存しているものの顕微授精1個当たりの成績

・30歳以下の時点で採卵したものの妊娠率:35%

・31歳~34歳:30%

・35歳~37歳:25%

・38歳~39歳:20%

・40歳以上:15%以下

 

(参考:山口レディスクリニック

 

このクリニックの成績をならすと、

体外受精・顕微授精の妊娠率は胚移植あたり約36%、

胚移植あたりの出産率は約28%とありますから、

30歳以下の時点で採卵したもので

妊娠率35%程度というのがすでに少し低いですよね。

それで、もがん治療で卵巣機能が失われる方にとっては

間違いなく希望の光となるはずです。

 

ちょっと昔の不妊治療ニュースで聞いた超高齢出産の話

 

ふと思い出したこと……。以前、中国で60代の女性が

長男を出産したというニュースです。

ご夫婦には成人した長女がいて、家族3人で

幸せに暮らしていたそうです。

ところが、60代になったご夫婦を残して長女が先立ち、

悲しみに暮れた彼らは先進医療の力を駆使して

新たな子に恵まれたのだとか。

この出産には複数の医師がチームを組んで、

万全のサポートで取り組んだといいます。

結果、健康な男子が生まれたものの、

母体には心臓や脳に大きな負担がかかり、

継続的な投薬治療が必要になった、とも。

 

改めて超高齢出産について調べて見ると、

日本でも53歳、58歳、60歳という超高齢出産の

事例が公表されていました。

 

また、海外では66歳での出産記録もあるそうで、

これらのケースでは未受精卵の凍結保存が行われたか、

三者からの卵子提供を受けたか、いずれかだと考えられます。

 

女性の社会進出が進んだ現代、

働いている内に妊娠適齢期が過ぎてしまった方は

数えきれないほどです。

未受精卵の凍結保存。

 

あなたはどう思いますか?

4月からの不妊治療の保険適用の話し

今日はゴールデンウィーク中の平日。

街中の人混みも昨日ほど

ないように感じます。

いかがお過ごしでしょうか??

 

さて、私が気になっている不妊治療の保険適用について。

今日は調べてもの、思ったこと書いていきますよ。

 

2022年4月、不妊治療の保険適用でどう変わった?

2022年4月、ついに不妊治療の保険適用がはじまりましたね。

これまで不妊治療と言えばすべてが自費診療でした。

不妊治療は、ひとりひとりに内容が異なる、

いわばオーダーメイドの治療です。

そのため、保険適用化に際して医師の側からは

混合診療などの問題点を指摘する声も上がっていましたよね。

実際の運用に関してはどのようになったのでしょうか?

 

不妊治療の保険適用化で、これまで高額な治療費のせいで

子どもを諦めていたような方々にも、

本当に道は開けるのでしょうか?

不妊治療の保険適用、その実態を、

まずは私の知るクリニック、神戸ARTレディスクリニックなどの

価格表を参考に検証してみたいと思います。

 

不妊治療の保険適用開始!でもやっぱり混合診療はNG

厚生労働省リーフレットを参照すると、

まず保険適用によって対象の治療については

治療費の自己負担額が3割になるそうです。

ただし、対象年齢の上限が、治療開始時点の

女性の年齢43歳未満と上限が定められており、

また、40歳未満は1子ごとに通算6回まで、

40歳から43歳までは1子ごとに通算3回までと、

回数の上限も決められています。

そして注目すべきは対象になる治療の範囲です。

 

・タイミング法

・人工授精

  • 生殖補助医療

・採卵、採精

体外受精、顕微授精

・受精卵、胚培養

・胚凍結保存

胚移植

 

ここまでが基本で、補助的な先進医療についても

対象になるケースがある、と記載されています。

それでは、具体的な料金の例をレポートで見てみましょう。

 

神戸ARTレディスクリニックの料金表(PDF)より

 

神戸ARTレディスクリニックの料金表には

重要事項が先に記載されています。

それは、保険診療と自費診療の併用が認められないこと、

保険適用外の治療を希望すると、全ての治療が自費診療になることです。

懸案事項であった混合診療の問題は先送りされた模様です。

神戸ARTレディスクリニックがこれまでに提供してきた

治療のなかで、保険適用になったものは以下の通りです。

 

・一般不妊治療管理料(3ヶ月に1回発生、3割負担で750円)

・人工授精(自費で1回20,020円、保険適用で5,460円)

  • 生殖補助医療

・生殖補助医療管理料(月1回発生、3割負担で750円)

・採卵(0個の場合3割負担で9,600円、採卵個数により加算する方式)

・抗ミュラー管ホルモン(AMH、6ヶ月に1回、3割負担で1,800円)

体外受精(個数に関わらず3割負担で12,600円)

・顕微授精(3割負担で1個12,600円、個数により加算する方式)

卵子活性化処理(3割負担で3,000円)

・初期胚培養(3割負担で1個13,500円、個数により加算する方式)

胚盤胞培養加算(3割負担で1個4,500円、個数により加算する方式)

・胚凍結保存導入時(3割負担で1個15,000円、個数により加算する方式)

・胚凍結保存維持費2年目以降3年目を限度(3割負担で10,500円)

胚移植について

 →新鮮胚移植の場合(3割負担で22,500円)

 →凍結胚移植の場合(3割負担で36,000円)

 →アシステッドハッチング(3割負担で3,000円)

 →高濃度ヒアルロン酸含有培養液添加(3割負担で3,000円)

 

~個人的な見解という名のもやもや~保険適用外のもの

男性側の不妊症検査で行う精液検査や、

精子の凍結保存、精子の凍結保存維持、そして、

やはり着床前診断が保険適用外になっているのが

どうしても気になります。

それから、保険適用になる治療の回数にも制限が定められました。

年齢の上限が決まっているのは仕方ないですが、

どうしてもあきらめきれずに

6回以上体外受精に挑む方だって少なくないはずです。

体外受精は繰り返すほど成功率が

下がっていくとはいいますが、現状、

国民に対して不妊治療を推奨するほど

危機的な少子化に直面しているのに!?

という思いもあり……。

また、そのくせ、治療の成功率を上げる

可能性がある着床前診断を除外した点、

男性側の検査、精子の凍結保存、これらも除外した点、

複数の箇所に対して……もやもやします。

もう一度言います。もやもやします!

 

結局のところ、不妊治療の保険適用は始まったけど、

実際には自費診療で助成制度だけがサポート

になるというケースが多くなるのでは?

と思いました。あくまで個人的な感想です。

それでも、完全自費診療だったこれまでよりは

マシですよね。きっと。

少しずつでも改善されていくといいな、

という期待を込めて。みなさま、声を上げていきましょう!

体外受精(採卵前の検査とは)

体外受精胚移植法~採卵前に必要な検査

高度先進医療が実現した生殖補助医療の希望の星でもある、

体外受精胚移植法は、ひとの手で妊娠を

コントロールできる一方で、患者様への身体と心、

そして、経済的な負担が大きい治療法ではないでしょうか。

安全性の確保にはきめ細やかな検査が欠かせません。

体外受精の始まり、採卵のために必要な検査について、

今回はご紹介したいと思います。

 

採卵は一般の小手術と同じように

麻酔をかけて行います。

どんな手術でも必ずリスクが伴います。

 

採卵前に必要な検査、一覧とその目的

 

1:血液検査

血液型検査、赤血球数、白血球数、

血小板数、血色素数ヘマトクリット値などを判定します。

目的は貧血の有無の確認、肝機能検査、

そのほかの以上の有無の確認です。

 

2:感染症検査

感染症検査の項目はB型肝炎ウィルス、

C型肝炎ウィルスエイズウィルス(HIV)、梅毒、

淋菌、クラミジアなどです。

陽性判定が出た場合にはその感染症に応じた

治療などの対応が必要になるからです。

 

3:ホルモン検査

ミュラー管ホルモン、FSHとLHの基礎分泌値、

E2値などの項目を確認します。

ホルモン値が正常であれば問題なく卵巣刺激法へと進めます。

 

4:出血凝固機能検査

血が固まらない病気などが存在するので、

出血時間と凝固機能の検査はリスク管理

大きな役割を担っています。

 

5:超音波検査

産婦人科では基礎的な検査項目のひとつで、

卵胞刺激法を開始する前など、折々に行っていく

必要があります。

子宮内膜の厚さ、子宮内膜ポリープの有無、

卵巣の機能性、チョコレート嚢胞や黄体の残存がないか、

機能していない嚢胞が残留していないか、

卵管水腫がないかなどを確認してきます。

 

6:膣細菌症、頸管炎の有無などの検査

膣細菌症は病原性ウィルスを原因としない病気です。

カンジダなどの常在菌が増えすぎて

環境を維持するバランスが崩れ、

おりものが増加したり、おりものの色が

白や黄色に変化したり、おりものから悪臭が

するようになったり、外陰部にかゆみがでたり

といった症状が主です。

善玉菌を増やすことができればこれらの症状は改善します。

膣細菌症が子宮頚管の炎症にまで進行している場合、

そのまま不妊治療を進めるわけにはいきません。

 

7:胚移植の難易度を確認

体外受精に耐えうる卵子を得られても、

男性側の正常な精子を得られないケース、

着床障害があるケースなどもあります。

未受精卵の凍結保存といった技術もありますので、

カウンセリングで治療計画を話し合うように。

 

8:心電図

繰り返しになりますが、手術には必ず身体的な負担があります。

心臓に問題があると麻酔にも大きなリスクが伴い、

採卵後の安全を脅かす要素でもあるので、

「いまさら」などと思わずこなしていく必要がありそうです。

 

体外受精を始める方、始めた方、結果待ちをしている方へ

絶対的不妊と言われる状態の方がいます。

例えば、卵管水腫がひどく、完全に閉塞してしまっている場合。

あるいは、両方の卵管を切除してしまっている場合など。

男性側の造精機能の問題でも自然妊娠が絶望的な場合があります。

 

また、抗精子抗体が認められる免疫性不妊や、

原因不明不妊排卵障害、子宮内膜症による不妊でも、

体外受精は妊娠の可能性を提示してくれます。

しかし、この世界に魔法の杖が存在しないのと同じように、

「絶対」の治療法はありえません。

着床前診断で出産に至る可能性を持つ

胚を選んで子宮内に移植できたとしても、

着床障害があると妊娠が継続できず、

途中で流産となってしまいます。

そしてそれが原因不明であれば根本治療は難しいでしょう。

 

私たち夫婦の場合について少しだけお話します。

私も夫も、自己認識のうえではふたりとも健康体です。

レディスクリニックで受けた検査でも

異常は見つかりませんでした。

しかし、現実に私は流産を繰り返してきましたし、

何度妊娠の兆候が現れても出産には至りませんでした。

夫婦揃ってもう30代中盤です。

老いの実感はまだないとはいっても、

少なくとももう若くはないと自覚はしています。

だから、不妊治療で焦る気持ちも、

検査結果に一喜一憂する気持ちも、

友人知人の出産報告で抱く複雑な気持ちにも、

共感できるつもりです。

だからこそ、みなさまに言いたいことがあります。

 

信頼できる医師を選んで、

不妊治療を受けるとご自分で決めたあなた。

ご夫婦で納得して不妊治療を受けると決めたあなた。

事前に想像していたよりも

不妊治療がつらくてへこたれそうなあなた。

移植手術の後で、妊娠判定が出なかったとしても、

「あなた」は大丈夫です。

あなたは自分を誇っていいのだと私は思います。

次の体外受精を受けるかどうかは関係ありません。

あなたは戦っている、そのことを誇ってほしいのです。

戦わない人々が垂れ流す雑音に惑わされないでください。

あなたとあなたのパートナーの信頼関係を大事にしてください。

幸せの形はひとそれぞれです。

どんな形であれ、あなたが幸せであることを祈ります。

30代、着床前診断が本当に必要なのか?

30代、40代で子どもを産みたい、

自分の赤ちゃんをこの腕に抱きたいと願う方々にとって、

クリニックの存在はクモの糸を垂らす

お釈迦様のような存在ですよね。

言い過ぎでしょうか?

実際にクリニックに寄せられた質問と、医師の回答を

参考にしたりして生活の中にいかしたりしています。

今回気になったお題はこちら。

 

本当に着床前診断が必要か?

  • 30代女性からの質問

体外受精を予定しています。

金銭的余裕があまりないので少しでも治療費を削りたいです。

着床前診断を勧められましたが、もし絶対に必要というわけではないなら

断りたいと思っています。

原因不明不妊での体外受精です。

本音ではホルモン剤の服用にも抵抗があります。

私に着床前診断は必要なのでしょうか?

  • 医師の回答

ホルモン剤を不安視していらっしゃるようですが、

軽い排卵誘発剤で少量ならば副作用の心配はほとんどございません。

体調を見てしっかり担当医とご相談のうえで

ご利用なされば問題ないかと思います。

排卵誘発剤の処方は体外受精のための採卵に

必要な措置です。

採卵はどうしても患者様のお身体に負担をかけますので、

一度の施術で一定の品質の卵子をある程度確保するには

排卵誘発剤の処方が必須になるのです。

また、体外受精で得られた胚を移植しても、

その胚に染色体異常があればその周期の治療は

出産に至らない結果となり、

また、着床から流産に至る期間には

新たな体外受精の治療ができないこと、

流産で子宮がダメージを負い

次の妊娠の障りになる可能性があることなどから、

体外受精の治療回数や治療期間そのものを

抑える努力が欠かせません。

体外受精を最小の費用で結果につなげるためには

着床前診断も重要なのです。

 

着床前診断を受けるべき人とは

特定不妊治療が保険の対象になったとしても

着床前診断はその対象外です。

自費になるので、予算的に受けにくいと思う方も

いらっしゃるでしょう。しかし、きちんと育つ受精卵を

見分けるのは悪いことではありません。

運任せで手当たり次第に受精卵をピックアップして

失敗を続けるなんてナンセンスなのでは?と思ったり。

 

私が思う着床前診断を受けるべき人

・流産歴がある

・遺伝子検査でカップルのどちらかに転座が確認された

体外受精、顕微授精を行ってもこれまで妊娠に至らなかった

・女性の年齢が35歳以上のカップ

 

特にカップルの双方が遺伝子検査で

転座の因子を確認したケースでは、

着床前診断は大きな効果を発揮することになるでしょう。

 

反復流産の原因が遺伝子異常以外の場合はカウンセリング

 

ここまでで着床前診断体外受精の成功率を上げる

という印象を受けたかと思いますが、

着床前診断はあくまで「育ちやすい卵子」を見分ける技術です。

流産の原因が卵子の遺伝子異常のほかにある場合には、

着床前診断による出生率向上は見込めません。

 

私の知る神戸ARTレディスクリニックでは、

着床前診断の前には必ず適切な遺伝カウンセリング

受けるように推奨しているそうです。

それまでの不妊治療の経過や流産歴などの情報をもとに、

あなたにとって着床前診断がどれくらい有効なのか確認してから、

着床前診断を受けるかどうか判断することが大切なのではないかなと思います。

40歳からの不妊治療、ミトコンドリアを増やす努力

40歳からの不妊治療

 

40歳から始める不妊治療について言及する前に、

年齢が妊娠に与える影響について再確認しておきたいと思います。

 

海外から日本が「成功しない不妊治療大国」という

不名誉なレッテルを貼られているひとつの要因が、

不妊治療を始める年齢の高さだそうです。

まず参考データとして日本生殖医学会から、年齢層別不妊症の頻度を引用します。

 

  • 年齢層別不妊症の頻度(女性)

・25歳~29歳:8.9%

・30歳~34歳:14.6%

・35歳~39歳:21.9%

・40歳~44歳:28.9%

 

45歳から49歳になると、妊孕力は40歳から44歳階層の

さらに半分以下に急落します。

不妊症というより、妊娠適齢期の境界線を越えた

という表現が適当になるかと思います。

 

私は自分自身が不妊治療の情報を集めるようになって、

ある人からお話を聞く機会をいただきました。

 

その方は30代中盤まで仕事にまい進し、

36歳で結婚、転職、不妊治療の費用を

1年半かけて貯蓄に上乗せ。

38歳で不妊治療を始め、妊娠できないまま40歳に、

そして、早期閉経を迎えて不妊治療を断念せざるを得なくなり、

鬱病になったそうです。

 

このようなお話を聞いたこともあって

今回の本題、40歳から始める不妊治療について

考えていきたいと思います。

 

40歳女性の不妊治療は時間との闘い

 

女性は35歳以降、卵巣の力が急激に衰えていきます。

40歳以降の不妊治療は文字通り時間との闘いになります。

もしあなたが「戦おう!」と決意したならば、

もはや一刻の猶予もありません。

それでも、あなたの月経周期が安定していて、

基礎体温も二相性で排卵している様相が見られるならば、

不妊治療は確かな希望の光となるでしょう。

 

私の知る神戸ARTレディスクリニックの資料によると、

神戸ARTレディスクリニックで実施した

体外受精、顕微授精では、35歳以下、

35歳から37歳、38歳から40歳、

41歳から42歳、42歳以上と、

患者の年齢階層を細かく区分けした治療成績において、

全ての階層で着床率70%強、流産率約10%となっています。

 

女性の年齢が高くなると遺伝子異常の卵子が増えますから、

女性の年齢40歳以上で無選別の体外受精では

これほどの成績は考えられないことです。

最新の機器を揃え、着床前診断やレーザーアシステッドハッチング

といった補助的な技術を取り入れている

神戸ARTレディスクリニックならではと言えるのかもしれませんが。

 

神戸ARTレディスクリニックの着床前診断

次世代シーケンサー(NGS)法による着床前です。

特殊な機器で迅速に染色体の数を検査し、

移植に適した胚を見分けます。

無選別の体外受精では、40歳以上の患者様の場合、

染色体異常の胚を移植してしまう可能性がどうしても高くなり、

治療を無理に推し進めたとしても流産回数が増え、

妊娠できる時間の浪費に終わる恐れがあります。

 

不妊治療と同時に取り組むべき「妊娠のための」工夫

40歳を越えて不妊治療を始めようとしている女性、

すでに取り組んでいる女性は、助成制度の利用や

治療計画はすでに行っているはずです。

基礎体温表をつけたり、排卵周期に合わせてホルモン剤

使用したりといったことも、もうわかっていますよね。

なので、ここではそれ以外の部分について

お話しておきたいと思います。

40歳以降の不妊治療がなぜ時間との闘いなのかは

これまでお話した通りです。

妊孕力が急激に失われていく一方、

体外受精を実施できる回数は1ヶ月に1回のみ、

移植に適した胚を得られなければ

その1回が唯一のチャンスになるかもしれません。

それどころか、その1回のチャンスすら得られないかも……。

 

不妊治療を受けるに際して経済的な不安がないのであれば、

このタイムリミットを少しでも遠ざける

工夫をすべきです。

卵巣の老化はミトコンドリアの減衰によって起こる

という説があることをご存知でしょうか?

 

ミトコンドリアは細胞内にある極小の器官で、

身体が働くために必要なエネルギーの

製造工場のようなものです。

 

このミトコンドリアを増やす食事と運動を

心がけるのも1つの手なのかもしれません。

 

ミトコンドリアを増やす食事とは

タウリンを含む食材と、ビタミンB群、

鉄分をしっかり補給できる食事を心がけることです。

タウリンにはミトコンドリアを増やす働きが、

ビタミンB群と鉄分には、ミトコンドリア

エネルギーを生産するのを助ける働きがあるといいます。

 

ミトコンドリアを増やす運動とは

有酸素運動がおすすめです。

健康を増進する運動習慣を推奨している厚生労働省では

ウォーキングが最も健康づくりに適しているとしていて、

アンチエイジング業界でもどのように歩けば

最大の効果を得られるかに議論が集中しています。

近年ではゆっくりした歩みと早歩きを交互に繰り返す

「インターバル速歩」という歩行法が指示を集めています。

1日30分以上が目安です。

なかなか不妊治療がうまくいかない運動不足の方は、

ぜひお早めに取り入れるようになさってみては?

 

「私はやり切った」

「できることをすべてやった」

「頑張った!」

そう思えることが大事でと思っています。