30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。神戸ARTレディスクリニックでの不妊検査済み。今のところは自然に…妊娠できればと

HIVの母子感染を知り、感染症検査を受ける

発展途上国ではHIVの母子感染が多い

妊娠を望むご夫婦にとっては、まず、HIVが母子感染する

ということが重要です。

母子感染は、母から子に病気が感染することを言います。

HIV感染症は治療法がないので、

感染したら「発症しないようにする」治療、

そして、「発症したら症状の進行を遅らせる治療」が

行われます。

不治の病なのです。

感染しないこと、誰かにうつさないことが

最大の対策になるわけです。

母親がHIVに感染していたらお腹の赤ちゃんは

逃げようがないので、親がHIVの危険性を知り、

感染しているかどうかを確認し、

もし感染していたら赤ちゃんに感染しないように

対策する必要があるんですね。

 

母親がHIVに感染していることを

自覚しないまま出産した場合の

母子感染率は30%程度で、

妊娠初期から母子感染対策を行えば

母子感染率は1%以下に抑えられるとされています。

 

HIV感染妊娠に関する診療ガイドラインの第一章に、

世界の状況、日本のHIV感染対策がどのように

行われてきたのか記載されていました。

ガイドラインが作成された2016年に確認された

1年間のHIV新規感染患者数は180万人で

前年とほぼかわらず、そのうち約16万人が

15歳以下の子どもと推計され、

なおかつそのほとんどが発展途上国

起こった母子感染によるものとのことです。

 

先進国で母子感染率が低下し、

発展途上国HIVが蔓延しているのは、

経済的理由によって末端にまで

教育が行き届かない現状を物語っています。

 

教育を受けられないからHIVの危険性を理解できず、

また、母子感染を予防するための

投薬を継続できない、

周囲からの偏見や迫害でさらに

生活がひっ迫して母子感染リスクが高まる、

母子ともにHIVの感染およびAIDS発症によって

労働もままならない世帯が増えて

地域経済そのものがさらに後退する、

余計に教育の機会が奪われるといった悪循環です。

参考http://hivboshi.org/manual/guideline/2018_guideline.pdf

 

  • HIVに感染しても妊娠は可能!適切な対策が肝心です

日本でも80年代にはHIVの母子感染率は

30%程度で拡大していました。

しかし、医療体制を整えるとともに、

HIVの基礎知識や、HIVの母子感染リスクの教育が進み、

感染が減少傾向に至ったのです。

HIVに感染しても妊娠はできます。

適切な対策さえ行えば、健康な赤ちゃんを

抱きしめられるということを、覚えておきたいです。

 

HIVの検査

参考までに、私の知る神戸ARTレディスクリニックでは

不妊治療にまつわる検査として

HIV感染症血液検査も実施しています。

自費診療で価格は3,300円、費用的にもどちらかと言えば

お手軽な検査項目ですから、

感染リスクを自覚していない方でも

ぜひ受けておくべきものではないでしょうか。

とはいえ、混合診療になって

不妊治療が保険適用外になるのは

避けたいという方もいらっしゃるでしょう。

 

そうした場合には他の医療機関

自費になる感染症検査を受け、

その結果を持ち込むことも可能です。

まだどの検査も受けていない方は、

事前に電話などで相談しておくといいかもしれませんね。

 

 

HIVという病気について

HIVに関する基礎的な情報をまとめておきます。

私はうっすらと子どものころに習った記憶がありますよ。

でも記憶がすっかり遠くなって、

勉強した内容もぼやけてしまったように思います。

 

HIVはヒト免疫不全ウィルスのことで、

これが感染して発症する病気を

AIDS(エイズ後天性免疫不全症候群)といいます。

HIVに感染してAIDSを発症すると免疫不全が起こり、

病気抵抗力がぐっと低下し、

致命的な感染症やがんを併発し、死に至ります。

 

HIVに感染してからAIDSを発症するまでの

潜伏期間は数年から10年ほどで、

この期間にHIVが体内で増殖します。

HIVが増殖してリンパ球が減少した結果として

免疫不全に陥るのです。

潜伏期間中にHIV感染に気付き、

治療を開始できればAIDSの発症を防ぐ

治療を受けられます。

発症してからの治療は困難です。

潜伏期間の段階で感染に気付くことが生存の秘訣となります。

 

  • HIV感染リスクに気付くポイント

異性と性交した経験がある方は、

全てHIVの感染リスクを持っています。

あなたの相手がひとりだけでも、相手はそうとは限りません。

複数の相手と性交した経験がある場合、

HIV感染のリスクは加速的に高まります。

 

レディスクリニックなどで結婚前に各種検査を

受けるのが「ブライダルチェック」ですが、

HIV感染リスクを考えると結婚前だけでなく

結婚後にも感染症検査は受けておいた方が無難でしょう。

 

ちなみに、私に「あなたは旦那さんしか知らなくても相手は分からない、

信じすぎない方がいい。自分で自分を守らないと」と

警告してくれたのはレディスクリニックの方でした。

家族や友人の立場ではなかなか言えないことを

あえて口に出してくれたのだな、と、今では感謝しています。

 

我が家では性感染症は検出されませんでしたけれども、

出会う前、結婚前のことは分かりませんから。

不妊治療クリニックを味方に。卵巣機能不全とは?

産婦人科、レディスクリニックに忌避感を持つ女性は

少なくないと思います。

かく言う私もそのひとり!

若いころは年上のひとから診察の体験談を聞くばかりで、

内診(膣の内側の触診)の話を聞いて震え上がっていました。

男性と縁遠い生活だったせいもあるでしょうが、

男性医師に内診されるなんて考えられない!

診察を受ける姿勢もあり得ない!絶対いや!と、

強烈に思い込んでいました。

 

でも、結婚して30歳をすぎ、自分と夫が不妊症なのかも?

と思うようになってからは、レディスクリニックに対する

感情が変わってきました。

私たちが不妊症で苦しんでいるとき、助けてくれるのは

レディスクリニック(産婦人科)だということが

やっと理解できたからです。

 

実際にレディスクリニックを受診して、

てきぱきとした医師の対応、ご自分の流産経験まで

教えてくださったスタッフの方の親身な対応に、

これまで私がどれほどひどい偏見で彼らを

誤解していたのか思い知った次第です。

 

さて、そんな気持ちを綴ったところで今回は

不妊のクリニックの情報を見て調べてみた

「卵巣機能不全」についてです。

 

卵巣機能不全と言われました。どんな治療をするのですか?

という女性の質問に対し、不妊クリニックの先生の回答は…

卵巣機能不全という言葉は一般的には排卵障害全般を指して

使われることが多いようです。

視床下部、下垂体、卵巣の障害のすべてを含むので、

卵巣そのものが悪いとは限りません。

卵巣に卵があるのか、ないのかで治療法は変わってきます。

 

 

私の知る神戸ARTレディスクリニックを参考にしてみました。

卵巣機能不全の治療の流れです。

卵巣機能不全の状態がなぜ起こっているのか、

原因を突き止めるために、まずは排卵の有無やホルモンの働きを

測るために基礎体温表を作成します。

 

排卵した後に黄体ができ、卵巣からプロゲステロンという

ホルモン物質が放出されます。

プロゲステロンは妊娠に適した環境を作るためのホルモンで、

これによって基礎体温が上がるのです。

つまり、体温の推移で排卵の有無がある程度判定できるというわけです。

最初の受診時に2ヶ月程度の基礎体温表を用意しておけば、

次のステップにサクサク進めます。

 

  • 基礎体温がはっきりしない時→血液検査へ:ホルモン値で排卵の有無を確認します。

              →超音波検査へ:画像検査で排卵の有無を確認します。

 

  • 卵がある場合

卵巣に卵があるのに排卵が起きないケースでは、排卵誘発剤排卵を促します。

あるいは、卵があるのに「黄体化非破裂細胞」などで

排卵が起きない場合には、体外受精の適応になるとのことです。

 

  • 卵がない場合

原因に応じて治療します。

例えば、女性ホルモン欠乏の場合は女性ホルモンの投与で

卵の成長を促す、多嚢胞性卵巣症候群PCO)の場合は

投薬治療か手術療法で原因を取り除き、

排卵できる卵巣の状態に回復させるなどです。

年齢を原因とする無排卵の場合にも、

神戸ARTレディスクリニックではホルモン療法を提供しているそうです。

 

  • ホルモン異常・その他

ホルモン異常、甲状腺機能低下症、肥満、ダイエットなどの

影響で正常な排卵が起きない場合もあります。

 

大切なことは、人それぞれの身体の状況をしっかり見極め、

適切な治療内容を選択することなのですが…

自分一人では判断できないことや

不安なことは、頼れるクリニックを味方につけて

おきたいものです。

 

 

 

世界少子化最前線、中国の場合

少子高齢化に追い詰められている国は

日本だけではないようです。

先進諸国から発展途上国まで、多くの国が抱える社会問題。

日本のお隣、近くて遠い中国では、

日本を上回る速度で少子高齢化が進行していると言います。

 

中国の少子化、始まりは「一人っ子政策

中国では1979年から2016年まで「一人っ子政策」と呼ばれる

人口制限政策が施行されていましたよね。

夫婦一組に対して子どもはひとりだけと制限し、

第二子以降を産んだ場合は国に「社会扶養費」という

高額な罰金を納めなければならなかったのだとか。

 

当時から中国国内でも地方の農村部では

働き手の減少が深刻で、国に隠れて第二子以降を

設ける家庭も多かったと聞いています。

中国は単一政党の独裁体制にあり、日本とは状況が違います。

「国」の縛りは日本人が思うよりはるかに厳しく、

隠れて儲けた第二子以降が見つかった場合、

罰金以上にどんなペナルティを課せられたか、

実態を想像するだけでも背筋がヒンヤリする思いです……。

 

日本がバブル経済で有頂天になっていたころですよね。

中国の「一人っ子政策」は当時の日本人の目にも

奇妙に映ったはずです。

なぜなら、夫婦が子どもをひとりしか作れないということは、

急速な人口の減少が近い未来に確実に起こると

誰にでもわかるはずだからです。

実際に今、2022年現在、中国は「超少子化」時代に突入しています。

 

女性が一生で産む子供の人数「合計特殊出生率

中国の「合計特殊出生率」は2020年に1.3になったと

中国国家統計局が明らかにしました。

少子化」をこえた「超少子化」が今起こっているのです。

 

合計特殊出生率」は女性一人が一生の間に産む子供の人数です。

この数字が2.1で人口は横ばいに推移し、

1.5ではっきりとした少子化に落ち込みます。

 

子どもが生まれる家庭には両親がいるわけで、

この両親から生まれる子供が二人未満ならば

元の人数よりも次世代が減るのは当然です。

一人っ子政策」はこれを強制するもので、

二分の一、四分の一と、中国では世代を重ねるたびに

人口が減少してきました。

 

慌てて「三人っ子政策」に転換した中国政府だが……

2021年8月、中国は「三人っ子政策」を施行しました。

それまでにも度重なる「一人っ子政策」の緩和を発表し、

2016年には「二人っ子政策」を施行するなど

少子化にどうにか歯止めをかけようという動きは

見られたものの、なぜかこれらの政策は全く成果が出ず、

むしろ出生率は低下の一途をたどっています。

 

参考

2016年の中国の新生児:1867万人

2021年の中国の新生児:1062万人

65歳以上の人口:1.9億人(人口割合:13.5%)

2021年の中国の人口自然増加率:0.34%

 

少子化と高齢化で、死亡率が出生率を上回っていることを

統計が物語っています。

少子化と超高齢化が顕著な日本の未来の姿なのかも……?

 

2022年、中国の流行語になったフレーズ「我々は最後の世代だ」

中国で、いま何が起こっているのでしょうか。

一人っ子政策をやめて三人っ子政策に転向し、

さらには不妊治療を推奨するようになるなど、

政府は人口を増やしたい、だけど国民生活には全くその意向が

反映されていないということで、

その理由、気になりますよね。

 

コロナ禍の始まりは中国にとって

ロックダウンの始まりでもありました。

都市封鎖とともに街から経済活動が消え、

就職も、結婚も、妊娠も、若者の未来から消えてなくなったのです。

中国では受験戦争が過熱して、

若者たちは勉強一色の学生生活を送ります。

しかし、卒業したら待っているのは「失業」であり、

閉ざされた未来にほかならず、特権階級を除いた

一般市民は汲々とした人生に閉塞感を訴えるようになりました。

 

そして2022年5月、中国国民に爆発的に広まるフレーズが生まれます。

 

上海のロックダウン中に隔離施設への連行を拒んだ一家に対し、

警察は「政府の命令に従わなければ罰せられる。

その罰は三世代にわたっておまえの一族に影響を及ぼすぞ」

と脅したそうです。

 

それに対し、男性が「悪いが、我々は最後の世代だ」

と返したのだそうです。

この様子が動画で拡散されるとともに、

鬱屈していた若者たちがこぞってSNSに同様のフレーズを

書き込むようになったと言います。

 

すこし調べただけでも、中国政府の迷走に戸惑いを隠せません。

例えば、中国では子育て費用の、

特に教育費の負担が非常に大きく、これが格差を生む原因に

なっているとされています。

そこで、中国政府は新たな学習塾の開設を禁止、

既存の塾の非営利化、長期休暇中の授業禁止などの

措置を行ったのです。

首をかしげるしかありません。

なぜそうなった!?としか……。

 

締め付ける一方の中国政府の姿勢が変わらない限り、

中国の若者たち、本来であれば第一子を抱いているはずの

世代から希望は失われるばかり、

少子化から超少子化へ、そして中国の衰退へと

突き進むばかりだと思われます。

 

中国政府の首脳陣は、果たして「体質」を変えられるのでしょうか?

 

日本も実態は一党独裁政権のようなものです。

中国でも、日本でも、国民一人一人が自国政府と戦うべき時が

迫っているのかもしれないな、と思いました。

不妊治療の独自助成開始予定(東京)40代以降は?

もう10月に入りましたね。

昨日今日は衣替えをしたりして

年末の大掃除を軽減させるべくいらないものを

捨てています!!

 

さて、今日はニュースで見たことを記事にしたいと思います。

 

菅政権が打ち出した不妊治療の保険適用化は

2022年に実現し、これまで産婦人科に相談すらせずにいた

層の人々が続々と治療を開始しているようです。

 

実際に産婦人科医、レディスクリニックのスタッフも、

保険適用化によって背中を押された患者が増えたと感じていると言います。

 

少子化対策として一定の成果を上げていると

考えていいでしょう。

しかし、現在の日本では保険適用の治療と

自費診療の治療を取り混ぜた混合診療で保険を利用することはできません

保険適用化の実施に伴って不妊治療の助成制度が終了したため、

保険適用化で指定された項目以外の高度先進医療を

必要とするケースでは、国から見捨てられたと

思わざるを得ないような状況に陥っています。

 

『あの治療さえ受けられれば妊娠できるかもしれない』

『ほんの少し経済的に助けてもらえればあの治療を受けられるのに』

『だけど完全自費診療では不妊治療を受けられない』

『しかたないからあきらめよう』

 

不妊治療の保険適用化にはこのような

問題が浮き彫りになったわけです。

いずれは制度そのものがブラッシュアップしていくはずですが、

国という単位の大きな動きにはどうしても時間がかかりますよね。

そこで、「今」浮上した問題に対処するために、

独自に不妊治療の助成制度を開始する自治体が増えているのです。

日本の人口の坩堝、東京都もまた、独自の不妊治療助成制度を

開始する予定なのだとか。いま判明している情報をご紹介します。

 

東京都が始める不妊治療の助成制度

 

東京都が9月28日に発表した方針によると、

国の保険適用外になっている不妊治療の高度先進医療について。

 

1回15万円を上限に総額最大90万円まで、

なおかつ費用全体の7割までを東京都が

独自に助成する方針だとしています。

 

詳しい条件については予算成立後、

10月下旬ごろに発表となります。

対称となる治療は2022年4月以降に受けた先進医療で、

厚生労働省が認定する先進医療10種類のどれかであること、

そして、年齢制限は治療開始時点で

女性の年齢が42歳までになる予定です。

 

不妊治療にかかる費用の総額が300万円だとしたら、

そのうち90万円を助成してもらえれば残りは210万円、

かなり助かりますよね。

 

家庭の負担が減らない40代の不妊治療

国や地方自治体が不妊治療に関与するのは

人口を増やしたいからです。

だから、妊娠適齢期の助成以外は政府が助ける理由がない、

だから、不妊治療を保険制度で助けてもらえるのも、

助成制度で助けてもらえるのも、

42歳までの女性だけに限定されているのです。

 

個人的な事情と考えあわせると、不安になります。

 

私たち夫婦が第二子を希望した場合、

やっぱり不妊治療をまた受ける必要があります。

でも、うまくいったとしても年齢的に

ギリギリになるかもしれません。

現在の治療で改善が見られれば次のステップに進めます。

自然妊娠の可能性も、もしかしたら出てくるかもしれません。

難しいことは分かっていますけれど

希望を抱くだけだったら自由なので!

 

政府としては少子化と人口減少への特効薬にならない

42歳以上の女性に手を差し伸べる理由がない、

それは、理解したくないけど理解できます。

いやだけど、理解はできます。

納得したくないけど、理屈はわかります。

 

国家は税収によって運営されるもので、

予算には限りがあり、可能な範囲で対処していくしかない、

それは当然です。

でも、国は人、人は国です。

42歳以上の女性もまたなくてはならない社会の構成員の

ひとりひとりですよね?

事情があって42歳まで妊娠できなかったけど、

可能性があるなら治療を受けたいと思う方は少なくありません。

更年期に入るけど頑張ると言った華原朋美さんのように、

わずかな希望に手を伸ばす女性は確実に存在するのです。

 

 

希望がなければ未来には向き合えないと思います。

42歳以降の人生にも夢を見たいと願うのは贅沢なのでしょうか?

現時点で10代、20代の方も、生きて行けばかならず

40代、50代、60代になります。

この件について、みなさまはどう思われますか?

不妊治療の障りになる病気?C型肝炎

体外受精の障りになる病気なのかどうか

気になり調べこと、

今回は「C型肝炎」をピックアップしてみました。

肝炎という病気には様々なタイプがあるようで

C型肝炎」はどのような病気なのでしょうか?

 

肝炎を引き起こすウィルスにはA型、B型、C型、D型、E型、TT型など

様々な種類があります。

この中で最も有名なのがB型でしょう。

B型肝炎については検査や治療に

国の補助金が交付されますので、

ご家族に感染者が確認された場合には

ご自身もすぐに検査を受けるようになさってください。

補助金の申請もお忘れなく!

 

C型肝炎」の原因ウィルスは

HCVC型肝炎ウィルス)」です。

ウィルス性肝炎の中でも「C型肝炎」は

大きなリスクを持っています。

慢性肝炎からの肝硬変、あるいは肝臓がんという

深刻な病気に発展する可能性が高いのです。

 
C型肝炎」の症状、サイン

C型肝炎ウィルスの潜伏期間は2週間から6ヶ月で、

感染しているサインとなる症状は「食欲不振」

「腹痛」「倦怠感」「褐色尿」などです。

 

ただし、80%は自覚症状がないまま過ごすと言われています。

そして、慢性肝炎になる確率も無症状の割合と

同数の80%で、そのうち10%から20%が

肝硬変や肝臓がんになるそうです。

肝硬変や肝臓がんになる確率がウィルス性肝炎の中で

最も高いのが「C型肝炎」なのです。

急性症状がないいっぽうで、高確率で慢性肝炎を呈し、

ゆっくりと命をむしばんでいくわけですから、極めて危険な病気です。

 

しかも、いまのところ予防法は医療器具やピアス、

針治療の針などの使いまわしを避ける、

といった方法しかなく、根絶とは程遠い状況です。

日本国内の感染者数は150万人とも200万人とも言われています。

 

C型肝炎」と妊娠の関係は?

Q:父親や母親がC型肝炎に感染している場合、妊娠しても大丈夫なのでしょうか?

A:危険です。

 

C型肝炎」は血液を介して母子感染します。

その確率は1割から2割程度で、感染するかもしれない、

感染しないかもしれない、といった程度です。

しかし、1割から2割というのは十分に大きなリスクですよね。

また、「C型肝炎」のキャリアの場合、

妊娠中に肝機能が急激に悪化する可能性も

考慮しなければなりません。

 

妊娠を予定している方、子どもが欲しいと思う方は、

事前に肝炎の検査を受けておくのも1つです。

 

C型肝炎」でも妊娠はできるし授乳もできる

C型肝炎」キャリアの場合妊娠中に

肝機能が低下しやすいというように記述しましたが、

だからと言って肝炎が劇症化した症例は

極まれだとも言われています。

 

出産時に赤ちゃんにC型肝炎ウィルス

感染しない確率も8割程度はありますし、

また、母子感染が起こったとしても約2年程度で

自然にウィルスが排出される可能性が高い点、

感染していても治療法がどんどん進歩していて

完治が難しくない点など、対処方法がございますので、

C型肝炎」だからと言って妊娠しては

いけないわけではありません。

 

出産時に母子感染しなかった場合、

母乳を赤ちゃんに与えてもそれを原因として

C型肝炎ウィルスが感染する可能性はほとんどないようです。

もちろん乳首に傷があってあかちゃんが

血液を摂取してしまえば感染リスクは生じますが、

それ以外はごく普通に接して大丈夫です。

ようするに、赤ちゃんをC型肝炎ウィルス

汚染された血液に触れさせないことが重要なのです。

もちろん、赤ちゃんに感染しなかったとしても、

お母さんであるあなたが元気でなければ話になりませんが!

 

 

赤ちゃんというのは不思議な存在です。

C型肝炎ウィルスを自然に排出してしまうなんて、すごいですよね。

奇跡のようなエネルギーを感じさせるいっぽうで、

親の保護がなければ1日も生きていけないか

弱い生命でもあります。

赤ちゃんが元気に生きて行くためには、

お母さんも元気でなければならないのです。

 

「もしかしたら肝炎に感染しているかも」

その可能性を持っている方は、

まずはそのこと自体に気付くこと、そして、

検査を受け、1日も早く治療を受けることが大切です。

もし肝炎の治療途中で不妊治療を受ける場合には、

その旨をきちんと医師に相談するようになさってください。

 

私の知っている神戸ARTレディスクリニックでも

B型肝炎C型肝炎、梅毒、HIVなど、

将来に渡って母子ともに影響を与える可能性がある感染症の検査は

予約不要で実施しているそうで安心しました。

ご心配な方、不安がある方は、

通われているクリニックの

検査内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。

骨盤のずれで不妊?東洋医学と西洋医学の違い

 

不妊治療は開始年齢が若ければ若いほど

効果が高い医療行為です。

高齢出産よりリスクが低いですし、

育児に費やす体力や時間の余裕も増えますからね!

しかし、ご自分の身体に無関心であったり、不妊症であることに

気付かないまま年を重ねてしまう女性は

少ないくないのかもしれませんね。

 

今回は、ネットの情報を読んでいて感じた

骨盤のずれと不妊症の関連について記事にしたいと思います。

 

とあるレディスクリニックに寄せられたご質問&医師の回答

  • 30歳女性からの質問

もともと腰痛持ちでしたが、

第一子出産後、腰痛が悪化し、体重も妊娠後期に

増えたまま減りませんでした。

それから1年半妊娠できずにいます。

整体に行ったら「出産後の骨盤のずれ」が原因だと

言われました。

骨盤のゆがみで不妊症になるものなのでしょうか?

また、腰痛がひどくて、次に妊娠できても

40週間耐えられるか不安です。

  • 医師の回答

東洋医学と西洋医学では考え方が全く違うので

難しいところですが、西洋医学の検査方法では

骨盤のずれが不妊症の原因になっているケース

確認されていません。

ただし、子宮内膜症によって腰痛が起こっている可能性はあり、

この場合にはまず子宮内膜症の治療が優先となります。

もし子宮内膜症の検査をまだ受けて

いらっしゃらないようでしたら、そちらの受診をおすすめいたします。

また、妊娠に不安を感じるほどの腰痛をお持ちなのでしたら、

妊娠を躊躇なさるのは当然です。

しかし、腰痛は完治が難しいですから、

どこで妊娠に踏み切るかは、ご本人の気持ちが大きいかと思います。

 

子宮内膜症の検査

子宮内膜症の検査でもっとも手軽なものが

「超音波検査」です。

「エコー」とも呼ばれています。

端子を膣に挿入し、超音波を発して

お腹の中を画像化する検査です。

私の知る神戸ARTレディスクリニックでは

生理周期の卵胞期と排卵期に行う予約不要の検査として紹介しています。

卵巣と子宮の様子をご自身でも確認できますよ。

次の画像検査は「CT検査」と「MRI検査」です。

これらは高額な検査機材を使用するので、

全てのレディスクリニックで受けられるわけではありません。

血液検査と超音波検査で子宮内膜症の疑いがあり、

なおかつがんなどの病気との鑑別が

必要と判断された場合には、設備が整った医療機関

検査を受けるようになさってください。

 

子宮から離れた場所に子宮内膜症の患部が

形成されている状況では、腹腔鏡検査が推奨されます。

腹腔鏡検査は下腹部を小さく切開し、

内視鏡を差し込んで病変の部位や、状態を確認する検査です。

心構えとしては手術に相当するので、

よく医師と相談し、信頼関係を構築してから

実施に踏み切るようにしましょう。

不安で胸がいっぱいの状態では心身の負荷が大きくなります。

ご家族や医師との連帯があなたの支えになるはずです。

子宮内膜症だとしても軽度な症状であれば

薬物で治療できますから、あまり心配しすぎないように

なさってくださいね。

 

東洋医学と西洋医学の違い

東洋医学と西洋医学の考え方は根本的に違うので、

ひとつの症状に関する議論でさえかみ合わないことが

多いと医師が述懐しています。

東洋医学と西洋医学はどのように違うのでしょうか?

 

東洋医学は経験則に基づく民間療法です。

身体全体を元気にして、本来の回復力によって

身体が自分で悪いところを治すことを目的としています。

 

悪いところを特定し、取り除くことで治す考え方です。

 

東洋医学の成り立ちは外科療法が考案されるより

遥か昔にさかのぼります。

外科手術という選択肢がなかったわけですから、

身体の外側からの迂遠なアプローチしか

できなかったと考えると、本来の回復力だよりになるのも納得です。

外科療法のようにがんの腫瘍を

取り除いたりすることはできないものの、

病気予防には一定の効果があるとされています。

 

西洋医学は世界大戦を機に急激に発達しました。

投薬や手術で悪いところをピンポイントで

取り除く治療法なので、東洋医学と違って

治療にかかる時間がどんどん短縮されています。

昔は何週間も入院したような病気でも、

日帰りであとは自宅療養という人が増えているようです。

 

西洋医学東洋医学はお互いの不足を埋める?かもしれない

西洋医学に基づいた治療では、外科手術後の回復は

あまり重視されていないように感じます。

抗生物質を処方したり、ビタミン剤を処方したりといった

処置はあるものの、ほとんど体任せなのではないでしょうか?

ここで東洋医学の「身体全体を元気にする」考え方が、

体力を回復させたり、そもそも病気になりにくい体質を

目指したりといったサポートになるのではないかと考えます。

 

個人的な経験をひとつお話します。

私はアレルギー体質なのですが、

西洋医学ではアレルギーの原因を特定できず、

度々呼吸困難になっていました。

今年になって新しい薬局を利用したところ

東洋医学に詳しい薬剤師さんと出会い、

東洋医学に基づいたアドバイスをいただきました。

 

それによると、特定の食品というよりも、

エネルギーになるようなものに反応しているのではないか

ということでした。

これを参考にしたところ、以前よりも

苦しむ回数が減ったように思います。

西洋医学ではわからない要素が

東洋医学で判明する場合もある、と知りました。

いまは西洋医学東洋医学のあいだには

埋めようがない溝がありますよね。

相互に連携するには東洋医学が圧倒されすぎている

感じが否めません。

いつか、東洋医学中医学が立場を確率し、

西洋学と連携できるようになったなら、

もしかしたら医学はもっともっと人の実感に寄り添ったものに

なるのではないかと期待しています。

不妊治療の自己負担分無しの自治体もある!

もう引っ越ししようかな…不妊治療の自己負担分ゼロへ!

 

もう引っ越しちゃおうかな~と思いました。

というのも、複数の地方自治体が

不妊治療の自己負担分ゼロへ!」という制度を打ち出したのです。

もうびっくりですよ!

ねえ?

え~、ほんとに!?という気持ちです。

 

実際に引っ越すかどうかはさておいて、

それぞれの地方自治体の公表内容をチェックしてみました。

 

不妊治療の自己負担分を全額助成ー新潟県燕市

不妊治療の自己負担分を全額助成ということで、

この分野でトップニュースになったのが

新潟県燕市の話題でした。

驚いたことに、年齢制限なし、回数制限なしで、

年度内50万円を上限として、

不妊治療の自己負担分を全額助成するという内容です。

8月29日に公表されました。

政府は2022年4月から不妊治療の保険適用範囲を

拡大しましたが、こちらは女性の年齢に43歳という制限があり、

なおかつ回数については子どもひとりにつき6回まで、

女性の年齢が40歳から43歳については3回まで

という決まりがあります。

新潟県燕市はこの制限を撤廃し、ひとりひとりに寄り添った

助成制度を打ち出したわけです。

 

新潟県燕市ってどんなところ?

新潟県燕市がどんなところか、気になりますよね?

新潟県燕市新潟県中央部のやや西の平野部にあり、

田園風景が広がるのどかな地域です。

日本さくら名所100選のひとつ、

「大河津分水桜並木」の在所として、

春には多くの観光客が詰めかけます。

特産品は金属洋食器で、なんと国内シェア9割以上を

占めているのだとか!

ものづくりに誇りをもつ職人さんが

たくさんいる町としても知られています。

ただし職人業界は後継者不足が懸念されていて、

20代、30代、なんなら40代での弟子入りも

今なら歓迎されるかも?

燕市が主催するイベントの中では

ビアカップ磨き体験もできるそうです。

 

子育ての面では、子どもを遊ばせられる公園が多く、

充実しているという評判です。

自然豊かな環境は高評価、燕市名物の

「花魁道中」というイベントのファンも多く、

首都圏脱出希望者にはおすすめの土地と

言えそうです。

ただし、医療面では不安の声も……。

総合病院の不足、夜間診療を受けられないなどなど。

新潟県燕市に引っ越す場合には、

住まいの利便性と地域情報をきっちり確認して

選定することをおすすめします。

 

助成制度を拡充ー福島県南相馬市

8月23日のニュースで知った話題です。

福島県南相馬市が8月22日に公表。

不妊治療の費用を独自に支援する助成制度を拡充、

4月1日以降に開始した不妊治療の自己負担分を

南相馬市が助成するとのことです。

保険適用が7割で、残り3割が南相馬市の助成

賄えるので、一般的な不妊治療の範囲であれば

自己負担分ゼロで不妊治療を受けられることになります!

政府の保険適用から外れる内容の不妊治療については、

 

・人工授精や男性不妊治療については2年間で上限20万円まで支給

・生殖補助医療については2年間で上限40万円まで支給

・先進医療を活用した不妊治療でも2年間で上限40万円まで支給

混合診療不妊治療も1回で上限30万円、2回目から6回目まで上限15万円まで支給

 

福島県南相馬市は日本国内で最も手厚い不妊治療の

助成制度を実施している地域になりました。

いまお住まいの地域で高額な不妊治療費と理想とする

将来図のはざまで苦しんでいる方は、

南相馬市へのお引越しを検討してみる

価値があるかもしれません。

 

ただし、ご検討の際は南相馬市の現状を知り、

安全な地域を選定する必要があります。

少しでも関心をいだいた方は南相馬市

復興状況をチェックしてみてください。

 

福島県南相馬市ってどんなところ?

福島県南相馬市は、東日本大震災で甚大な被害を被った土地です。

地震の発生から今年で11年になりました。

現在でも東京電力福島第一原発から一定範囲に多くの

避難区域が指定されており、生々しい傷跡が

残されています。

まだまだ復興途上の南相馬市ですが、

だからこそ将来を担う子どもたちのための

環境づくりに力を入れているようです。

 

大震災以降、子どもたちの遊び場として各地に

「わんぱく広場」が開設されています。

そして、「わんぱく広場」はシェルターのように

屋根が設置されていて、もし雨に乗って

有害物質が降ってきても、

子どもを守れる作りになっているのです。

 

ひとは大地に生かされています。

そして、その土地を生かすも殺すも、

きっとひと次第なのだと感じました。

 

私は、個人的には原発そのものに反対です。

人類はまだ原発から出る放射性廃棄物

その場で無害化する技術を持ちません。

それなのに、これほど大規模に原子力発電をする、

そのこと自体が拙速というべきなのではないかと思います。

もう作ってしまったから仕方ないとか、

もう始めてしまったから走りぬくしかないとか、

それは新たな原発を作る理由になりません。

いますでに存在する原発すら満足に

管理できていないのに、新たな原発を作ろう

という動きが出てきましたよね。

 

私は問いかけたい。本当にそれでいいのでしょうか?

個人的意見です。

もし原発関係のお仕事をなさっている方で、

これを読んでご不快になった方が

いらっしゃったら申し訳ありません。

でも、このように考えている日本人が

少なくともひとりはいて、未来のために

声を上げようという心づもりがあることを

知っていただければ幸いです。