30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。神戸ARTレディスクリニックでの不妊検査済み。今のところは自然に…妊娠できればと

不妊治療の独自助成開始予定(東京)40代以降は?

もう10月に入りましたね。

昨日今日は衣替えをしたりして

年末の大掃除を軽減させるべくいらないものを

捨てています!!

 

さて、今日はニュースで見たことを記事にしたいと思います。

 

菅政権が打ち出した不妊治療の保険適用化は

2022年に実現し、これまで産婦人科に相談すらせずにいた

層の人々が続々と治療を開始しているようです。

 

実際に産婦人科医、レディスクリニックのスタッフも、

保険適用化によって背中を押された患者が増えたと感じていると言います。

 

少子化対策として一定の成果を上げていると

考えていいでしょう。

しかし、現在の日本では保険適用の治療と

自費診療の治療を取り混ぜた混合診療で保険を利用することはできません

保険適用化の実施に伴って不妊治療の助成制度が終了したため、

保険適用化で指定された項目以外の高度先進医療を

必要とするケースでは、国から見捨てられたと

思わざるを得ないような状況に陥っています。

 

『あの治療さえ受けられれば妊娠できるかもしれない』

『ほんの少し経済的に助けてもらえればあの治療を受けられるのに』

『だけど完全自費診療では不妊治療を受けられない』

『しかたないからあきらめよう』

 

不妊治療の保険適用化にはこのような

問題が浮き彫りになったわけです。

いずれは制度そのものがブラッシュアップしていくはずですが、

国という単位の大きな動きにはどうしても時間がかかりますよね。

そこで、「今」浮上した問題に対処するために、

独自に不妊治療の助成制度を開始する自治体が増えているのです。

日本の人口の坩堝、東京都もまた、独自の不妊治療助成制度を

開始する予定なのだとか。いま判明している情報をご紹介します。

 

東京都が始める不妊治療の助成制度

 

東京都が9月28日に発表した方針によると、

国の保険適用外になっている不妊治療の高度先進医療について。

 

1回15万円を上限に総額最大90万円まで、

なおかつ費用全体の7割までを東京都が

独自に助成する方針だとしています。

 

詳しい条件については予算成立後、

10月下旬ごろに発表となります。

対称となる治療は2022年4月以降に受けた先進医療で、

厚生労働省が認定する先進医療10種類のどれかであること、

そして、年齢制限は治療開始時点で

女性の年齢が42歳までになる予定です。

 

不妊治療にかかる費用の総額が300万円だとしたら、

そのうち90万円を助成してもらえれば残りは210万円、

かなり助かりますよね。

 

家庭の負担が減らない40代の不妊治療

国や地方自治体が不妊治療に関与するのは

人口を増やしたいからです。

だから、妊娠適齢期の助成以外は政府が助ける理由がない、

だから、不妊治療を保険制度で助けてもらえるのも、

助成制度で助けてもらえるのも、

42歳までの女性だけに限定されているのです。

 

個人的な事情と考えあわせると、不安になります。

 

私たち夫婦が第二子を希望した場合、

やっぱり不妊治療をまた受ける必要があります。

でも、うまくいったとしても年齢的に

ギリギリになるかもしれません。

現在の治療で改善が見られれば次のステップに進めます。

自然妊娠の可能性も、もしかしたら出てくるかもしれません。

難しいことは分かっていますけれど

希望を抱くだけだったら自由なので!

 

政府としては少子化と人口減少への特効薬にならない

42歳以上の女性に手を差し伸べる理由がない、

それは、理解したくないけど理解できます。

いやだけど、理解はできます。

納得したくないけど、理屈はわかります。

 

国家は税収によって運営されるもので、

予算には限りがあり、可能な範囲で対処していくしかない、

それは当然です。

でも、国は人、人は国です。

42歳以上の女性もまたなくてはならない社会の構成員の

ひとりひとりですよね?

事情があって42歳まで妊娠できなかったけど、

可能性があるなら治療を受けたいと思う方は少なくありません。

更年期に入るけど頑張ると言った華原朋美さんのように、

わずかな希望に手を伸ばす女性は確実に存在するのです。

 

 

希望がなければ未来には向き合えないと思います。

42歳以降の人生にも夢を見たいと願うのは贅沢なのでしょうか?

現時点で10代、20代の方も、生きて行けばかならず

40代、50代、60代になります。

この件について、みなさまはどう思われますか?