30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。妊娠、不妊、不妊治療のことを知る。

着床前診断は保険適用外になるらしい

保険適用外になるらしい「着床前診断」の基本情報

 

ウクライナ情勢が気になる今日この頃、

平和とはなんて儚いものなのでしょうか。

まるで晩春の桜のように、

日本から遠く離れた空の下で「平和」がいままさに

散ろうとしています。

打ち砕かれようとしています。

この花がいつまでも咲き続けますように。心より祈っています。

 

冒頭から余談でした。

米大統領がタブーとも言えるキーワード

第三次世界大戦」を口にしました。

戦争状態になると不妊治療どころではないので

全く無縁とも言い切れませんが、

今回の本題は「着床前診断」なので……余談でした。失礼しました。

ここから本題です!

 

不妊治療の保険適用化まであと1ヶ月、

カウントダウンですね!

以前お話したように、着床前診断については

保険適用外になるとのことですが、

これがどのような検査なのか、

どんな方に必要なのか、

いくらくらい費用がかかるのか

といった基本的な情報をお伝えしたいと思います。

 

『もしかしたら私にも必要な検査なのかも』

『私と夫も遺伝子検査を受けたほうがいいのかも』

 

という発想を持っていただく

きっかけになりましたら幸いです。

 

着床前診断」ってどんな検査?

 

着床前診断」は受精卵に対して

行う染色体検査です。

アメリカでは「着床前検査」という呼び方が

一般的なのだとか。検査の方式は3種類あり、

それぞれ目的が異なります。

 

  • PGT-A(着床前胚染色体数性検査)

受精卵の染色体すべてが対象になるタイプの

着床前診断です。

受精卵の全染色体の数を調べて異常がないか確認します。

染色体の数が以上であれば

流産しやすい受精卵ということがわかるので、

1回の不妊治療あたりの妊娠率を底上げできるというわけです。

 

  • PGT-SR

両親の側に染色体転座など遺伝子の

構造異常がある場合、流産しやすい体質として現れます。

ご本人は健康であっても、

次世代の子供が重篤な遺伝性疾患を

発症する恐れがあります。

そうした時に必要なのが「PGT-SR」

というタイプの着床前診断です。

受精卵の染色体に構造異常があるかどうかを

調べて胚移植の成功率を上げます。

 

  • PGT-M

遺伝性疾患を持つご夫婦が対象になるタイプの

着床前診断です。

遺伝性疾患は残念ながら親から子に

受け継がれてしまいます。

しかし、全ての受精卵がかならず

同じ病を発症するとは限りません。

染色体を調べて遺伝性疾患の形質を

持っているかどうかを確認して、

どの胚を移植するかを決定します。

流産率を抑え、肺移植当たりの成功率を上げ、

なおかつ生まれる子供の将来的な病気のおそれを

最小限にとどめるための検査です。

 

着床前診断」を受けられる病院、クリニック

 

着床前診断」は日本産科婦人科学会の認可を

受けた施設でのみ受けられます。

私の知る神戸ARTレディスクリニックでは

「PGT-A」と「PGT-SR」のみ実施しているそうです。

「PGT-M」をご希望の方はご自身の病気治療で

かかっている病院に相談してみるといいでしょう。

着床前診断」の注意点がございます。

まず、「PGT-SR」の場合、「PGT-A」より

検査対象の胚が多くなるので費用が高くなること、

この検査を行っても、移植に適したレベルの胚が

得られない可能性があること、

この検査自体に受精卵の品質を低下させる

おそれがあることです。

受精卵から組織を採取して染色体を調べるわけですから、

検体をとる時に多少なりともダメージが生じます。

デメリットへの対策として、信頼できる医師、

実績ある病院、クリニック、研究施設を選ぶようにしたいものです。