30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。妊娠、不妊、不妊治療のことを知る。

精子の凍結保存、男性不妊のこと

精子の凍結保存

 

精子の凍結保存について調べたこと、

書いていきたいと思います。

男性側に不妊症の原因がある時、

不妊治療に夫婦そろってスケジュールを合わせられない時、

男性が不妊症になる可能性がある時、

不妊治療の成功率を維持するために必要と判断された時

などに活用される技術です。

 

今回の主な参考は、神戸ARTレディスクリニック、福田病院、

いがらしクリニック、東邦大学医療センター、各院のHPです。

 

精子の凍結保存について

精子の凍結保存とは、採取した精子

凍結保護剤と混ぜたうえで液体窒素のなかで凍結させ、

半永久的に保存する技術です。

液体窒素の温度はマイナス196℃の超低温で、

人工的に環境を維持する限りずっと保存できるというわけです。

 

自然に射出して得られた精液を利用するケースが多いですが、

精巣内精子採取術(TESE)という技術を用いて

精液を得る方法もあります。

後者は男性不妊症と性機能障害に対応しているようです。

 

精巣内精子採取術(TESE)と精子の凍結保存が有効な条件

精巣内精子採取術(TESE)が適用されるのは

男性不妊の方です。

男性不妊と言っても症状は人それぞれで、

症状の度合も軽度なものから重篤なものまで様々です。

精巣内精子採取術(TESE)が有効な例としては、

精液検査で「無精子症」と診断されるも、

精巣内では精子が作られている「閉塞性無精子症」と、

射精できない「性機能障害」が考えられます。

 

無精子症の有病率が男性全体の1%、

無精子症のうち「閉塞性無精子症」はおよそ15%、

精巣そのものに問題がある「非閉塞性無精子症」が85%です。

男性不妊で落ち込んでいる男性は、

「精巣内精子採取術(TESE)」を勧められたら

『自分はまだ軽症なほうなんだな』と

思っていいということではないでしょうか。

 

精子の凍結保存については対象がより拡大します。

 

・男性が不妊治療にスケジュールを合わせられない場合

・がんなどの病気治療のために男性の精子が失われる可能性がある場合

・精液所見が優良でなく自然妊娠が難しい場合

・夫婦の年齢的な問題から、精子の凍結保存を行った方が妊娠率を確保できる場合

・保険的な意味合いで「今のうちに確保しておきたい」という場合

 

精子症や精子無力症でも、

凍結保存で数回分の精子をまとめて利用すれば妊娠率が向上します。

 

クリニックの採精室を利用した男性芸能人の体験談

精液を凍結保存するには精液を採取しなければなりません。

自力で射精できる男性には、採取場所の選択肢があります。

自宅と、クリニックの採精室の2か所です。

とある男性芸能人の体験談(失敗談)をご紹介したいと思います。

 

その男性芸能人は、ご夫婦でクリニックを受診したのち、

おひとりで採精室の予約を取り、利用したのだそうです。

採精室は清潔でプライバシーが保たれていて、

居心地はそれなりによかったと言います。

『それではいざ』といわゆる作業に取り掛かると

次第にしていったのだとか。

肝心の精液をティッシュに出してしまい、

その時の精液は使い物にならないと言われたとのことでした。

 

『あの雰囲気が嫌だって人も多いと思う。

それは仕方ないし、そういう人は自宅でこっそりするなり、

別の場所を使うなり、工夫したらいいんじゃないかな。

それもイヤだって言うならそれこそ夫婦で話し合うべきだし、

夫婦での話し合いすらイヤだっていうなら、

子どもを作る以前の問題かなって俺は思うよ』

ある日のラジオから流れてきた声でした。

ああ、あの方もそんな体験をしていたのだな、と意外な気持ちで聞きました。

 

精子の凍結保存は価値ある技術です。

 

しかし、それを受ける患者は人間であり、

人間には心があります。

必要だからと割り切れる方ばかりではないでしょう。

 

もし精子の凍結保存や精巣内精子採取術(TESE)が

必要と勧められたら、いちど歩みを止めて、

ご夫婦でいたわり合う気持ちを確認してみるのも

いいかもしれません。

 

なお、精子の凍結保存後、不妊治療に使用する際には

融解処理をします。

融解処理後の精子運動率は凍結前の半分以下に

なることを覚えておいてください。