30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。神戸ARTレディスクリニックでの不妊検査済み。今のところは自然に…妊娠できればと

体外受精までに至るまでに行うこと

不妊治療の体外受精、検査

不妊治療は検査から始まり、

検査によってステップアップし、検査によって

終わると言っても過言ではないでしょう。

それほどまでに、不妊治療という医療においては、

検査が重要な役割を担っているからです。

これから不妊治療を始める女性とそのパートナーの方に

ぜひ知っておいていただきたい、高度生殖医療の

体外受精に至るまでに行う、女性側の一般的な検査を

一気にご紹介します!今回はサラッとまとめておきたいと思います。

 

  • 不妊治療、女性側の一般的な検査

1・検査名

基礎体温測定

卵管疎通性検査

経腟超音波検査

超音波下子宮造影検査

ヒューナーテスト(性交後検査)

精子抗体検査

ホルモン検査」

 

2・解説

基礎体温測定」

毎朝起きた直後に体温を測定し、グラフを作成します。

体温の変化によって卵巣の働きを知ることができます。

また、月経周期や、いま子宮が月経周期のなかの

どの段階に相当するのかも推測できます。

卵巣が正常に働いていないようであれば、

原因を特定する検査が必要になります。

 

「卵管疎通性検査」

子宮と卵管の造影検査です。

エックス線撮影で子宮腔や卵管の形状を診断します。

この検査では子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどが

見つかることがあります。

また、卵管に造影剤を注入する為、

この検査によって卵管の疎通性が回復し、

妊娠に至ったケースもすくなからず報告されています。

 

「経腟超音波検査」

膣内に超音波を発する端子を挿入し、

子宮に超音波を照射し、子宮や卵巣の位置などを画像化して

観察する検査です。

子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣腫瘍、チョコレート嚢胞、

子宮外妊娠などの病気が見つかることもあります。

 

「超音波下子宮造影検査」

生理食塩水などの造影剤を注入した上で

行う超音波検査です。子宮内膜ポリープの

詳しい診断などのために行います。

 

「ヒューナーテスト(性交後検査)」

排卵当日の朝に性交し、性交後2~4時間以内に

子宮頚管粘液を採取して粘液内に運動精子がいるかどうか、

いたとしたらどれくらいいるかを調べる検査です。

スケジュール上、検査当日の朝が難しいようであれば、

前日の夜に性交を行ってもかまいません。

 

「抗精子抗体検査」

精子抗体は文字通り、精子を殺す抗体です。

女性の血液中や子宮頚管粘液、

卵管分泌液に抗精子抗体が存在する場合があり、

抗体の強さによっては自然妊娠が難しいと考えられます。

治療は人工授精、体外受精、顕微授精とステップアップします。

 

「ホルモン検査」

ホルモン物質は脳の視床下部、下垂体、卵巣などの臓器から

それぞれ分泌され、相互にフィードバックして

影響し合っています。視床下部から分泌される

性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)、

下垂体から分泌される性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)、

乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)、

卵巣から分泌される女性ホルモン、

男性ホルモンなどが検査対象です。

 

なお、甲状腺の異常が疑われる場合には

甲状腺刺激ホルモン、甲状腺ホルモン、

副腎皮質ホルモンなどの検査も行います。