30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。神戸ARTレディスクリニックでの不妊検査済み。今のところは自然に…妊娠できればと

無症状のクラミジア感染症と不妊

不妊にもつながるクラミジア感染症

先日、テレビを見ていたら、クラミジア感染症

について取り上げられている番組でした。

性感染症の中でも、とりわけクラミジア感染症

不妊の原因として有名だそうです。

 

粘膜の接触で感染し、膣から支給、

卵管、骨盤内へと上行感染して炎症が広がり、

卵管や卵管周辺、卵管采周辺に癒着を引き起こし、

不妊となります。

 

卵管が閉塞していなくても、

子宮内膜に炎症があるだけでも

卵子の着床が成立せず、妊娠困難となります。

妊娠できても、流産、早産、死産や、

母子感染のリスクが立ちはだかります。

 

女性の場合、クラミジア感染症に感染しても

90%は自覚症状がないまま症状が進行します。

ひとりでも男性との性的接触があれば、

クラミジア感染症に感染している可能性があると

考えてちょうどいいくらいでしょう。

 

相手を信用するかどうか、愛しているかどうかは、

この際、問題ではありません。

クラミジア感染症は治療できる病気

早期発見、早期治療をしたいところです。

 

クラミジア感染症の原因

クラミジア感染症

クラミジア・トラコマティス」とい

う細菌を原因菌とする性感染症です。

性器だけでなく、粘膜ならどこでも

クラミジアの温床になります。

そのため、オーラルセックスでも感染します。

クラミジア感染症になると、

男性の場合は尿道のかゆみ、排尿時の痛み、

尿道から膿が出てくるなどのサインがあります。

ただし、自覚症状が皆無のケースも多いので、

注意が必要です。

 

女性の場合、無症状のケースがほとんどです。

おりものの量や色、においの変化、

不正出血、下腹部痛などがまれに見られます。

とはいえ、女性は毎月の生理で下腹部痛を

「あたりまえ」と認識してしまうことも多く、

はっきりとした手掛かりとまでは言えないのかも…

 

卵管因子の不妊症のうち、60%以上が

クラミジア感染症によるものだと言われています。

 

クラミジア感染症が母子感染すると…

クラミジア感染症の母子感染が起こると、

赤ちゃんは肺炎や結膜炎で

苦しむことになるかもしれません。

 

出産時に産道の粘膜や、羊水を通して

クラミジア感染症の母子感染は起こります。

 

・新生児封入体結膜炎

・肺炎

 

クラミジア感染症の母子感染を原因とする

新生児の肺炎は、生後2週間から4か月程度に

症状が現れる傾向があるので、退院後の観察が重要です。

適切な治療を行いさえすれば治ります。

親がまずクラミジア感染症の母子感染有無を

きちんと検査し、もし妊娠時に感染していた

恐れがあるなら、子供の様子をしっかり

観察するように。

 

新生児封入体結膜炎については、

生後1週間前後にまぶたの腫れ、

結膜のブツブツが生じ、

膿状の「めやに」が大量に出始めたら、

危険サインかもしれません。

 

自分ももし、無症状だった場合、

クラミジア感染症を知るきっかけは無いのかもしれません。

その場合には、やはり事前検査をして

かかっていたのかどうかを知っておきたいなと思いました。