先日は妊活アイテムにもなる潤滑ゼリーのことを
書いてみました。
ローションやオイルの違いや
潤滑ゼリーのタイプ別に使った後の注意点なども
ご紹介しました。
今回は実際の気になる商品をもっと
具体的にみた感想をお伝えします。
潤滑ゼリーはウォーターベース!気になる商品4選
膣内に余計な化学物質が残留しにくいという面で、
ウォーターベースの潤滑ゼリーが最も安心感が高いと言えます。
というわけで、ウォーターベースの潤滑ゼリーを
ピックアップ。
産婦人科医の意見、実際に使用したユーザー人気、
そして「自分が使うなら」という視点で
私は選んでいます。
実際に使ってみたもの、
これから使ってみようと購入してみたもの、
これから購入予定のものが中心です。
使ってみたものは使用感もご紹介します。
病院でもよくおすすめされる「リューブゼリー」って?
日本で一番有名な潤滑ゼリーがこちら、
ジェクス株式会社製造、日本家族計画協会発売の
日本製潤滑ゼリー「リューブゼリー」です。
こちら、実は私もレディスクリニックで
サンプルをもらったことがあります。
医師推奨なら安心なのでは?と思いましたが、
何事も自分で確認しなければ裏付け不十分というものです。
実際の商品を購入してみると、外箱に成分が表示されています。
[成分]
「リューブゼリー」のいいところは水に近い性質で、
シャワーで簡単に洗い流せるところなのだとか。
【実際の使用感】
「リューブゼリー」はチューブタイプと分包タイプがあります。
私が使ったのはチューブタイプでした。
こちら、分包タイプに比べると開封してから
使い切るまでの保存と、乾燥しやすいのが気になりました。
チューブタイプですから、開封後は密封できません。
使いかけのゼリーが空気に接しているわけで、
雑菌の繁殖が心配でした。
デリケートゾーンに塗り付けて使用しましたが、
水が主剤なだけあって乾燥が早く、
パラベンを使用しているので膣内に入れるには
抵抗感もありました。
滅菌処理されていることを明記しているのはいいですが、
やはり使用後は膣内からも洗い流したいところです。
価格は1本55gでだいたい1000円でした。
・進化版の「リューブゼリープレミアム」
「リューブゼリー」の進化版、「リューブゼリープレミアム」も
先日購入してみました。ドラッグストアで取り扱っています。
リューブゼリーとの違いはどこなのか、
成分をチェックしてみましょう。
[成分]
水、グリセリン、PG、親水性ポリマー、pH調整剤、ヒアルロン酸Na、
[気になる点]
どこがプレミアムか、というと、
2種類の保湿成分でしょう。
こちらが価格に上乗せされて、基本の「リューブゼリー」より
お高めの約1500円でした。
リューブゼリーよりも潤いが長く続くので、
デリケートゾーンゾーンの潤い不足の方は
こちらのほうがよさそうです。
でもこちらもパラベンは微量ながら配合されていますので、
使用量を最小限にするか、使用後に洗い流すかした
ほうがいいかもしれません。
分包タイプ、通販人気常に上位の「プレペア」
「プレペア」はドラッグストアなどでは
基本的に見かけない潤滑ゼリーです。
タンポンのような形の専用容器に分包されている商品で、
なんとドイツの皮膚学研究機関のパッチテスト
「デルマテスト」で合格した実績があります。
長年愛用している女性も多いのだとか。
そして、無味無臭なので、事前に仕込んでおいたところ、
パートナーに潤滑ゼリーを使っていることを
気づかれなかったという声も!
以下、成分です。
[成分]
精製水、プロパンジオール、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒアルロン酸Na、コンドロイチン硫酸Na、乳酸、乳酸Na、
(エイコサンニ酸/テトラデカンニ酸)ポリグリセリル-10、
ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、
ブチルカルバミン酸ヨウ化ブロビニル、EDTA-2A
[膣分泌液と混ざり合う処方]
「プレペア」の成分設計は、膣分泌液と混ざり合うムコ多糖類に
重きを置いているそうです。
ムコ多糖類は強い粘性を持ち、保水性に優れているので、
自然な膣分泌液に近づけた「プレペア」は
ナチュラルな使用感も魅力のひとつ。
もうひとつの魅力は、もともと膣分泌液に含まれている
「乳酸」が配合されているところでしょうか。
「乳酸」は膣内の雑菌繁殖を抑える重要な役割を担っています。
セックスは細菌のバランスを崩す要因になりますから、
潤滑ゼリーで「乳酸」を補えるのはメリット
と言えるでしょう。
ただし、これだけ豊富な成分を配合しているので、
「プレペア」はお高め、60本入りなら比較的単価が
安くなって約6000円です。こちらは次に購入予定の商品です。
こちらも乳酸菌配合!「ウェットトラストゴールド」
乳酸菌配合の潤滑ゼリーとして、
「ウェットトラストゴールド」は私が
実際に使ったことがある商品でもあります。
プラスチックのタンポンのような形の容器に分包されていて、
使用時にひとつひとつ開封し、栓を外して注射器のように使用できます。
[成分]
乳酸、ザクロエキス、ベニバナ花エキス、
クワ葉エキス、マグワ根皮エキス、EDTA-2A、ヒアルロン酸Na
[使用感]
まず、個別包装で注射器型の容器がそれぞれ
密封されている安心感がありました。
そして、容器は簡単に片手で栓を抜け、
ピストンを押し込むだけなので、スムーズに使用できます。
雰囲気を壊さないという点でも優秀でした。
ただ、成分表示を見てわかるように、
配合量多めの場所にメチルパラベンがありますよね。
何度も使用してきましたが、
パラベンの副作用の炎症が心配になってきました。
こちらも使用量を最小限にするか、
使用後に洗い流すか検討したほうがいいのかも知れません。
それと、デリケートゾーンに塗り付けて
少し経っただけで乾燥しはじめ、
ぽろぽろと零れ落ちるようになります。
これが肌の間でゴロゴロするのが難点かなと思いました。
使うタイミングと量がよくなかったのかも?
価格は30本入り約6000円です。
やはりお高めかもしれません。
しかし、リューブゼリー分包タイプが
6本入り約1000円ですから、まあ妥当というか、
一般的な価格の範囲かな、と思います。
さて、4種類の潤滑ゼリーをご紹介してまいりました。
奇妙なくらい安いもの、雑貨分類のもの、
成分表示のないものを避け、ユーザーの声に耳を傾けて、
みなさまのよい夫婦生活もお祈りしております。