30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。妊娠、不妊、不妊治療のことを知る。

不妊治療の保険適用が範囲拡大し受ける人は増えた?

不妊治療の保険適用範囲拡大で治療を受ける人が増えたらしい

2022年4月に不妊治療の保険適用範囲拡大が開始し、

早くも4ヶ月が経過しました。

そろそろ改善点が見えてくる時期です。

どんな影響が出てきたのか、また、現場からどのような

指摘が上がってきているのか、ニュースを通して

チェックしてみました。

 

  • 不妊治療の保険適用範囲拡大で治療を受けるひとは間違いなく増えた

東京都内でレディスクリニックを開院している医師によると、

2022年4月以降に不妊治療を開始した人の

92.8%が保険適用範囲の拡大をきっかけとしているそうです。

 

不妊症に悩み、不妊治療に興味を持っている人々にとって、

やはり最大のネックは高額な費用ですから、

保険適用範囲拡大はセンセーショナルなビッグニュースでした。

 

しかし、実際に不妊治療を受ける段になって初めて、

この制度の利用に年齢制限や回数制限が設けられていることを

知った人も多かったのだとか。

回数制限を知らなかった人は3人に1人、

年齢制限を知らなかった人は5人に1人。

喜びが失望に変わったという声もしばしば聞こえてくるもよう。

 

→気になるポイント:

不妊治療の保険適用範囲拡大」を前面に打ち出したのが

マイナスポイントになっているように感じます。

対象年齢と利用回数の制限をまず提示するべきでした。

 

また、保険適用範囲拡大の開始とともに助成制度を

廃止した自治もあり、この面では後退したと

言わざるを得ないでしょう。

不妊治療の技術が発展しても、ほとんどの人が利用できないのなら

少子化の防波堤にはなり得ません。

保険適用範囲の拡大は助成制度と併せて実施するべきで、

さらに言うなら、少子化の根本的な原因から対策を

講じていくべきなのではないでしょうか?

 

現在日本人の人生は「産みにくい・育てにくい・生きにくい」

の壁に包囲されています。

政治家のみなさまには、ぜひ国民に寄り添い、

政府の支持率や各々の既得権益よりも、

日本の未来を見据えた政策をお願いしたいところです。

 

  • 保険適用の範囲内で不妊治療を受けはじめた人々の満足感は高い

保険適用の範囲内で不妊治療を受けている人々にアンケートを取ったところ、

7割が満足していると回答しました。

不妊治療が保険適用されるようになって、

「一般的な治療である」と認められたことを

喜ぶ声が多かったそうです。また、費用が減ったこと、

治療を受けやすくなったこと、一般的な治療として認められて

心理的負担が軽減されたことなどが理由として挙げられています。

ただし一方では、期待したほど費用負担が減らなかったという人

必要な治療を受けようとすると保険適用の範囲外になってしまう

という人も少なくなかったのだとか。

→気になるポイント:

2022年8月31日、ネットニュース界隈を占拠している話題は、

華原朋美さん48歳が第二子妊娠を目指して

不妊治療を受けていることを公開、というものです。

第一子の出産が45歳だったようで、私はこのことも知らなかったので驚きました。

「更年期の時期に入りました」

「48歳でこんなこと言うのも恥ずかしいですが」としつつも、

第二子妊娠のために不妊治療を受けていること公の場で

発言した華原朋美さん。その勇気に敬意を表します。

 

個人的には彼女を応援したいですが、

不妊治療にまつわる保険制度や助成制度は

「48歳」という時点で範囲外となってしまいます。

全額自己負担で治療を受けるしかないわけで、

経済的に余裕があるひとだからこそ不妊治療に取り組めるのですよね。

政府の予算を使うからには効率を度外視するわけにもいかず、

年齢制限も回数制限も、「まあそうだろうな」と言える

取り決めではあります。

でも、だからこそ助成制度という救済があってもいいのでは?

と、私は思ってしまいます。

つまり、不妊治療の助成制度を廃止しないでください!と言いたい。

みなさまはどう思われますか?

 

  • 最短ルートでの妊娠を目指す人は最初から保険適用をあきらめている

もうひとつ気になったのは、最初から保険適用をあきらめている人も

多いらしいという点です。

35歳以上で高齢妊娠になってしまう私たちには時間がありません。

時間をかける余裕がないのです。

制度の改善を待つ時間も限られています。

待っている間に妊娠できる確率はどんどんそぎ落とされ、

育児にかけられる余力もみるみる目減りしていくわけですから。

 

不妊治療の保険適用範囲拡大は、メリットとともにデメリットも

伴って始まりました。

不妊治療は個々人に向けたオーダーメイドで最大効果を発揮します。

ところが、保険適用の範囲内で治療するとなると、

不妊治療が画一的になってしまい、人によっては遠回りを

押し付けられる事態になりかねないのです。

→例:保険適用外の治療

不妊症の症状はひとによって千差万別、違うのです。

それなら違う治療法を用いるのが当然であり、

まずは診断のための検査をどのように進めるかで、

治療のスピードが変わってきます。

例えば、私の知る神戸ARTレディスクリニックでは

精子抗体検査が自費診療で4,400円となっています。

これは保険適用されませんが、抗精子抗体による不妊症の場合、

この検査をスルーして保険適用の範囲内の治療を受けても、

回数制限のなかで妊娠に至る可能性は少ないでしょう。

回数制限いっぱいまで治療を受けて、

それから抗精子抗体検査を受けたのでは

あまりにも時間のロスが痛すぎますよね。

かといって、最初から保険適用外の検査を盛り込むと、

混合診療はだめ!」ということで、全額自己負担です。

 

今後の改善に乞うご期待!