妊活のお供、葉酸サプリで注意すべきこと
葉酸サプリ要注意!?子どものアレルギー発症の原因かも
女性が妊娠について真剣に考え始めるのは、
たいてい結婚してからでしょうか。
妊活や不妊治療に関心を持つのは、
さらにある程度の時間が経ってから?
あまり妊娠のしくみやご自身の身体についてご存知ない方の場合、
それから情報収集を始めて、妊活を始めたり、
病院を受診したりする、といった流れに。
現代の情報収集はとっても簡単ですよね!
インターネットの検索エンジンに「妊活」という
ワードを打ち込むだけで、読み切れないほどの情報がヒットします。
しかし、情報は多ければいいというものではないのかも・・・と
最近感じています。
例えば、あるサイトでは
とされています。
「妊活 栄養素」と打ち込むと、
どれだけ多くの女性から支持されているか、
という情報で検索画面が占拠されるほどです。
注意したいのは、ここでこの情報を
そのまま信じるのは危険だということです。
確かに、妊娠初期には十分な葉酸が必要になりますが…
- 葉酸の働き
葉酸はビタミンB群に属する栄養素のひとつです。
たんぱく質の合成を促進したり、
酵素の働きをサポートして代謝を促したりといった働きがあります。
妊娠初期の胎児への影響としては、
脳や脊髄の形成に現れます。
葉酸が不足すると、神経管閉鎖障害や二分脊椎などの
先天性異常が起こる危険性が指摘されています。
ご自分で頑張って妊活に取り組むにせよ、
不妊治療を受けるにせよ、
子どもには余計な苦労なんてしてほしくないですよね。
この思いやりと不安が、葉酸サプリメント人気の背景になっているのでは?
次に、葉酸サプリメントの安易な利用を避けるべき理由をご紹介します。
妊娠早期から長期間の葉酸摂取が、
子どもの喘息を誘発する危険因子になる可能性が指摘されています。
親のアレルギー体質は子のアレルギー発症リスクを2倍に、
両親ともにアレルギー体質だと子のアレルギー体質は3倍になるという説、
さらに、アトピー体質の親から生まれる子は
妊娠初期の葉酸摂取によってさらに喘息リスクが
高まるという説があるようです。
葉酸は必要な栄養素である一方、
たくさん摂取すればいいわけではないということですね。
これは全ての栄養素に通じる注意点となります。
子のアレルギーを増加させるのか、
この仕組みについては今後の研究を見守っていただきたいと思います。
葉酸の1日当たり摂取推奨量
厚生労働省が上限値を定めています。
厚生労働省推奨の上限値は1,000ugです。
食事からの推奨摂取量は男女ともに240ug(18歳以上)
妊活中および妊娠中の女性については
追加で240ugとのことです。
ただし、母体となる女性の体質や体形によって、
子に渡る葉酸の量は変化します。
肥満体系の女性の場合、子に葉酸を集める器官が十分に形成されず、
葉酸不足になりやすいことが分かっています。
やせ型の女性と肥満体系の女性では、
可能性があるわけです。
アイテムですよね。
子どもを望んだその時からずっと葉酸サプリを愛用してきたという
女性もいらっしゃるでしょう。
でも、本当にそれが必要なのか、葉酸サプリの利用が妥当だとしても、
本当にその商品でいいのか、もっと別の方法があるのではないか、
もっと別の商品の方が身体にいいのではないか、
これまで妊活・不妊治療で望ましい成果を得られていない方や、
これから妊活に取り組む方は、基礎とも言えるこの部分から
見直してみるのもいいかもしれませんよ。