30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。神戸ARTレディスクリニックでの不妊検査済み。今のところは自然に…妊娠できればと

40代後半からの妊娠、卵巣年齢を知るには

月経が正常、46歳、妊娠は?

 

実際にあった不妊治療クリニックへの質問と、

医師の回答を元に私が感じたことなどを綴っています。

 

先ごろご紹介した女性有名人の話題

“47歳で第二子出産”に関連した内容となっています。

 

  • 46歳女性

今まで不妊に関する検査は全て終了しています。

46歳です。年齢的に妊娠は無理でしょうか?

  • 医師の回答

46歳という年齢は確かに厳しい要素です。

ただし、絶対的な年齢よりも卵巣年齢のほうが重要です。

卵巣刺激ホルモン(FSH)の値が15以下ならば

卵巣に卵子が残っている可能性があり、

体外受精で妊娠できる希望はあります。

 

絶対的な年齢と肉体年齢は必ずしも一致しない

厚生労働省の統計によると、

令和元年の時点で、女性の平均寿命は87.45歳、

健康寿命は75.38歳でした。

平均値で見ると女性は晩年の12年間を

病床で過ごしている、ということになります。

しかし、実際には60代で病気がちになる方もいれば、

80歳を過ぎてもぴんぴんしている方がいる

といった具合で、肉体年齢には個人差があるものです。

これは、20代から40代の女性においても同様です。

実年齢が46歳でも、ひとによって卵巣年齢には

差が出てくるものなのではないでしょうか。

そして、妊娠能力は卵巣年齢によって左右されます。

 

46歳になったからと言って、その年齢だけを理由に

お子さまを諦める必要はないのかもしれません。

きちんと卵巣年齢を調べ、

排卵促進剤などの効果が確認できれば、

まだ可能性は残っているのかも。

 

卵巣年齢を調べる検査「AMH-抗ミュラー管ホルモン検査」

「AMH-抗ミュラー管ホルモン検査」は

卵巣の予備能を知る指標となる検査です。

卵巣年齢の推定に活用されています。

 

卵巣の中にある卵胞が成熟して排卵が起こります。

この卵胞の顆粒膜細胞から出てくるホルモンの名前が

「AMH」です。つまり、「AMH」の値を調べれば、

卵巣にどれくらい卵胞細胞が残っているか

推測できるわけです。

このAMHというホルモン物質は血液中に漂っていて、

採血によって数値を計測できます。

 

医師によっては

『必ずしもAMHの値だけでは妊娠潜在能力を決めつけられない』

とも言いますが、私の知る神戸ARTレディスクリニックの

医師による回答では、卵子の質低下に関しても言及されていました。

女性の肉体には生まれた時から卵子が備わっています。

当初の数は数十万個で、50歳前後で閉経を迎えるころには

ゼロになるのだそうです。

その数十万個のうち、排卵するのは

わずか数百個のみだと言います。

それでは、残りの数十万個はどこに行ってしまうのでしょうか?

 

一度の月経につき複数個の卵子が成熟して消えていく

基本的に、排卵で子宮に排出される卵子

一か月にひとつです。

しかし、卵巣の様子を観察してみると、

そのひとつ以外にも複数個の卵胞が成長することが

分かります。そして、そのひとつが

卵巣からちぎれて子宮に排出されたあと、

残りの卵胞は消えてしまうのです。

卵胞はひとつひとつが1個の細胞です。

細胞には役割を終えたら自然に死んで排出される仕組みが

備わっているため、成長したのに卵巣から

飛び出すことがなかった卵子は寿命を迎えるというわけです。

 

もしもあなたが46歳で子どもを望んでいて、

検査の結果まだ卵胞が確認できたとしたら、

すぐにでも治療をはじめて受精卵の凍結保存を行うべきです。

「いま」がいちばん若い時なのですから、

時間が経てば絶つほど妊娠できる確率は失われていきます。

 

46歳での不妊治療に不安があるかた、

迷っているかたは、よろしければ

前回の記事もチェックしてみてください。

47歳で第二子を出産した女性の体験談をご紹介しています。

 

不妊治療、何歳まで頑張れる??