30代からの妊活ブログ不妊治療を知る

30代の働きながらの妊活ブログ。妊娠、不妊、不妊治療のことを知る。

不妊治療の費用、不妊治療助成制度

不妊治療費助成制度のおはなし

前回12月にブログを書いてからあっという間に

2022年。

今年の年末年始は私はというと

おせち料理作りでバタバタしていたそんな

年末年始でした。

来年はさらにバージョンアップしたおせち料理

つくりたいと思った今日この頃。

 

さて、今回は年末年始に調べてみた不妊治療のお金の話しを

ここに書いておきたいなと思います。

 

不妊治療の費用は高い!

もはや常識ですよね。

 

医学的に治療の進度などを管理できるのは

体外受精」と「顕微授精」に限られます。

卵子ひとつひとつを検査したり、処置したりする

「顕微授精」は特にひとつひとつの項目が高額です。

 

すこし古い資料なのですが、

年収500万円世帯で不妊治療にいくらかかったのか

調べた結果を参照してみましょう。媒体はインターネットです。

 

・妊活全般にかかった費用の平均:約35万円

・人工授精、体外受精、顕微授精を経験した方の費用平均:約134万円

・高度生殖医療にかかった費用300万円以上:16.1%

・高額な費用が原因で治療開始が遅れた:53.3%

・治療開始が遅れたせいで治療の回数が増えた:35.6%

 

この調査が行われたのは2017年のことでした。

年収500万円で計300万円の医療費

ものすごくおおきな負担です。

個別の声を見ると、この頃からすでに

不妊治療を保険診療にしてほしい」という声が

大きくなっていた様子がわかります。

 

いまは特定不妊治療の保険適用に向けた動きが

本格的になりつつあるようですが、

今30代の方は実施までなんて待っていられませんよね。

私たちにとっては「今」なんです。

「今」しかないんです。

 

というわけで、今受けられる不妊治療費助成制度についてご紹介します。

 

  • 日本政府が実施している「特定不妊治療費助成制度」

・助成の対象:配偶者間で行われる「体外受精」および「顕微授精」

・助成の条件:治療期間の初日に妻の年齢が43歳未満である夫婦

・給付の内容:採卵を伴う治療1回あたり30万円

       凍結胚移植および採卵したが中止したものなど1回あたり10万円

       男性不妊治療を行った場合1回あたり30万円

・助成の回数:1子ごとに6回まで(40歳以上43歳未満は3回まで)

・助成の実施場所:指定医療機関

・実施主体:都道府県、指定都市、中核市

厚生労働省のHP(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000047270.html

※「体外受精」「顕微授精」をあわせて「特定不妊治療」と呼称

 

「特定不妊治療費助成制度」を利用したらどれくらい費用負担が楽になるの?

 

実際にかかる1回あたりの治療費がいくらなのか、

また、助成制度を利用したらどれくらい費用の負担が軽くなるのか

確認してみたいと思います。

厚生労働省の資料と、馴染みがありいつも参考にしている

神戸市の指定医療機関である神戸ARTレディスクリニックの

価格表を参照します。

 

体外受精の採卵にかかる費用1回あたり:合計17万円

神戸ARTレディスクリニックでは採卵技術費用、

麻酔管理費用、培養技術費用の合計額が17万円で、

これに胚移植に際しての費用6万円、

別途注射、薬、診察、検査の費用がかかると表記されています。

 

・顕微授精(ICSI)の採卵にかかる費用1回あたり:合計22万円

胚移植に際しての費用6万円と、注射、薬、診察、検査の費用を

これに加算します。

参考として着床前に行う卵子への検査は胚1つあたり7万円、

胚盤胞培養に1つあたり3万円かかります。

 

厚生労働省の統計資料から、

実際の合計費用1周期あたりは30万円以上40万円未満が最大多数で、

その前後が次点だと分かります。

1周期の治療だけで150万円以上かかったという

回答者も17人いましたが、20万円から50万円に抑える

ご夫婦がほとんどと見てよさそうです。

ここでまた神戸ARTレディスクリニックの価格表に戻ります。

受精卵の凍結保存に1年あたり1つ6万円、

凍結受精卵の解凍、移植に11万円とあります。

これらを加味して、顕微授精に1周期あたり50万円かかると仮定します。

移動にかかる費用や、自宅でのケアにかかる費用は別とします。

 

・凍結胚移植の場合は給付金10万円なので、差し引き40万円の負担となります。

・その周期で採卵したものを移植した場合は給付金30万円なので、

差し引き20万円の負担となります。

 

いかがですか?

あなたの収入と不妊治療費の支出バランスをイメージできたでしょうか。

高度生殖医療の体外受精、顕微授精以外の妊活であれば、

もっと費用は抑えられます。

その分効果への期待は薄くなりますが、不妊治療は経済状況に合わせて

無理なく計画しなければなりません。

不妊治療にお金をかけすぎてその後の生活が破綻する、

なんて絶対にダメです。

国や地方自治体の助成制度で使えるものは

どんどん使っていきましょう。それでも経済的に

特定不妊治療を受けるのが難しいようなら、

今はそのタイミングではないということです。