女性は年齢と共に妊娠しづらいのか
どんどん減ってく!?女性の年齢と妊娠できる確率のおはなし
結婚すればいずれ子どもができるのが当たり前。
そんな風に思っている方が多いのでは?
子どものころに保健体育の授業で習った内容に、
「不妊治療」という言葉はありませんでした。
かなり浸透してきていますよね。
それでももしかしたら、どこかに
「自分とは関係ない」
「私は大丈夫」
「不妊治療が必要なのは特別なひとだけ」
「普通のひとはいつでも妊娠できる」
という気持ちが潜んではいませんか?
女性は誰しもが年齢とともに妊娠できる可能性が
減少していきます。
私が産婦人科で知った「女性の年齢と妊娠できる確率」、
また、「妊娠できる確率が減っていく原因」について
今回はご紹介します。
妊娠を考えている同じ世代の女性や
30代目前の女性のみなさまに、
ぜひ振り返ってみていただきたい内容です。
女性の年齢と妊娠できる確率
健康な男女が定期的に、なおかつ避妊せずに性交渉した場合、
35歳以下ならば約80%が妊娠すると言われています。
ところが、35歳以上だと約50%に。
40歳以上だと30%台に。
45歳以上では5%以下にまで
減ってしまうのだそうです。
これは女性の妊娠できる確率が減っていくのと同時に、
減退していくからだと考えられます。
※「女性の妊娠できる確率」を「妊孕率(にんようりつ)」といいます。
妊娠できる確率が減っていく原因
女性が妊娠できる確率、妊孕率が下がっていく原因については、
私が以前みてもらっていたクリニックのサイトを参考に
ご説明させていただきます。
https://www.ivf.co.jp/?page_id=23
「妊娠と年齢」
神戸ARTレディスクリニックでは妊娠するための身体の仕組みや、
不妊治療の検査、治療法などをサイト内で詳しく解説しており
今後もちょこちょこ参考にしていく予定です。
定期的に性交渉していれば、
必ずあります。
ところが、女性が年を取るほど卵子の数が減り、
この機会が減っていきます。
そのうえ、神戸ARTレディスクリニックによると、
女性の年齢が上がるとともに流産率も上がるとのこと。
なぜ流産率が上がるのか、年齢と妊孕率の相関関係を
読み解くにはここが肝心です。
着床寸前の受精卵を「胚盤胞」といいます。
胚盤胞を調べた結果、
染色体異常が認められる受精卵はほとんどが着床しないか、
着床してもすぐに流産してしまうと分かりました。
そして、染色体異常を持つ受精卵の割合は、
女性の年齢とともに増えていきます。
- 女性の年齢と染色体異常を持つ受精卵の割合
・20歳:約30%
・30歳:約30%
・34歳:約40%
・36歳:約45%
・38歳:約55%
・40歳:約65%
着床しなければ妊娠は成立しません。
着床しづらくなるから妊孕率が下がってしまうというわけです。
昨今の30代は、見た目はまだまだ若々しいように思います。
でも、自分ではまだまだ若い!元気!!
そう思っていても、卵子は減るし、
染色体異常の卵子の割合は増えるし、
流産率は上がって、いつのまにか妊娠しにくくなっているものなのだと
感じています。